【感情解放実践シリーズ5】エゴの正体を暴いてみようと思います








このシリーズ、時間かかりすぎ!なんですが、自分でもなかなか理解できない部分が多いので仕方ないわけ。許してちょんまげ!死語だなw いってみたくなった。

というわけで、今回はエゴの正体を暴いてみたいと思います。ひと言でいえば、エゴとは「わたし、私、ワタシ!!」。そういう人いるじゃん。「わたしが~、わたしが~」って言ってる人。笑) 生まれたての人間は、たぶん、自己と他人の区別などないと思うんですが、成長するにしたがって、「私」というアイデンティティを形成していきます。

まず、どこかの時点で、自分には名前があることを知り、自分と他人を区別しだすと、つぎは自分を何者かにしてくれるものを探しだします。もっとも最初に自分を何者かにしてくれるのは、「所有」じゃないでしょうか。「これを持ってる私はステキ!」みたいな。わたしは3人姉妹だったんですが、つねにモノの奪い合いしてましたよ。笑)。自分のモノを妹が勝手に使おうものなら、殺してやる!くらいの勢いで激怒してたものです。それくらい、何かを所有するというのはエゴにとって気持ちのよいことなんじゃないでしょうか。

さて、そんなエゴの特徴的な思考パターンには以下のようなものが挙げられます。
>自分は正しい。他人は間違っている。→優越感
>名声を得たい。有名になりたい。→虚栄心
>もっとほしい。→所有
>他人の目が気になる。他人は自分をどう見るのか→比較
>他人より劣ってはいけない。→嫉妬

具体的にいうならば
>わたしはこんなすごい車を持ってる。
>このブログはクソだ。
>あの有名人と知りあい。

とかね。わたしが学生だった80-90年代は、とくに物質欲全開の時代だったんじゃないかしら。ブランドバッグ持ってるのがステータスみたいな。今ならあれか、たとえばFacebookで会ったことないひとにも友達申請しまくって数増やすとか。笑。

エゴはとにかく、他人と自分を比較、区別したがります。初期のエゴ形成期に追い打ちをかけるようにエゴを大きくしていくのが、両親や学校の先生などの影響だと思います。たとえば所有欲。お祝いごとでプレゼントされ、いい成績とったらご褒美にプレゼント。物質を持つことが豊かさであり幸せだと思い込まされるので、もっと欲しいと思うようになりますし、よい成績を取るとご褒美がもらえたりすると、つねに一番でいること、他人より上でいることが大切だと思い込まされるようになる。

まあ、こうして大人は子供たちに、無意識に物質主義社会特有のエゴを植え付けていき、わたしたちは、それが自分だと思ったまま何十年と生きつづけるので、この仮面をひっぱがすのは相当たいへんです。

そして、エゴはつねに他人のエゴと戦ってる。わたしは、これがこの世に完全な平和が訪れない最大の原因だと思ってます。エゴは他人を批判しては、いらだち、怒り、落ち込み、悲しみ、罪悪感を感じつづけてまして、それ自体がエゴのエサとなり、エゴはどんどん肥大していきます。

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ただ、エゴは単なる無意識の産物で、悪者ではありません。そして、もっとも大切なことなんですが、エゴが本当の自分じゃないってことが理解できれば、他人の強烈なエゴの攻撃にも反応する必要がなくなります。なぜなら、だれかが嫉妬や虚栄心あらわにしたとしても、それは本来の彼らではなく、彼らのエゴの必死の叫びだってことがわかりますから、哀れみに近い気持ちで対処することも可能になるわけです。

ま、とにかく、いま、この地球に生きてるならば、エゴがない人なんて皆無なわけでして、自分はエゴのかたまりであることをまず認め、そのエゴと自分を切り離して観察することから始めるといいと思う。そして、ここでも鏡の法則は働いてますので、他人のエゴに反応しているときは、自分にもそういう一面があることを認められる機会にもなりますし。

たとえば最近わたしは、自分をいまの自分以上に見せようと必死な人に、イラッとしますw。彼らが必死になればなるほどボロが見えて滑稽すぎるし、ありのままでいいじゃん。と思うんですけどね。ありのままじゃマズいと思ってんでしょーね。そんな嘘で塗り固められた人に、イラつく。笑。

ただ、なぜそこに反応してるんだろうということを分析してみたところ、結局、自分にも往々にしてそういう部分があることに気づかされ、ありのままの自分以上に見せようと必死な自分に、(しょっぺーな!)と思っている自分がいたりするわけです。自分のエゴを見せつけられて、イラついてるだけっつー話なんです。

意識の話はホントややこしくて、なかなかうまくまとめられないんですが、さいごに、わたしの愛読書、エックハルト・トール著「NEW EARTH」から一部引用して終わりにします。

「エゴをありのままに人間の心の集団的な機能不全として認識する。ありのままを認識すれば、それを誰かのアイデンティティだと誤解することはない。そしてエゴに反応しないでいることも容易になる。個人的に受け止める必要がなくなる。不満をいだいたり、おまえが悪いと決めつけることもなくなる。誰も悪くはない。それは単に誰かの中のエゴ。それだけのこと。人によって症状は重いかもしれないが誰もが同じ心の病に苦しんでいる。そうわかれば共感をもてるしやさしくなれる。すべてのエゴイスティックな関係につきものである、火に油をそそぐこともない。油とはなにか?反応だ。エゴは反応を糧にして太る」

エゴの解放に必要なのは、エゴに気づくことだけ。っちゅーことッすね。次回は、エゴを認め、解放すると何が起きるかについて書いてみたいと思います。
波良くなってきたからいってみよっかな!
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