【感情解放実践シリーズ6】なぜ病気になるのか、インナーチャイルドに聞いてみよー。








意識のシステムについてのシリーズも佳境を迎えてきたな!意識はシステムです。哲学でもスピリチュアルなふんわりした話でもなくて、めちゃめちゃテクニカルな話なんです。まぢ、ガテン系テクノロジー。とはいえ、読んできた本の知識ベースに自分の体験でしかないので、これまで書いてきたことが合ってるのかどうかはわかんないんですけど、少なくともわたしにとって、意識のコントロールは最強のリアリティ。そして、意識がどこまでも整然とシステマチックであることを理解し、コントロールできるようになれば、確実にお気楽人生が待ってますんで、ぜひ読んでみてください。シリーズものなんで、お初の方は、ぜひ1から読んでよね。

今回は、前回正体を暴いてみたエゴを癒すと何が起きるか。についてです。意識のシステムにはエゴとおなじくらい大事な役割を果たす人がもう一人いる。インナーチャイルドさんです。わたしは、エゴとインナーチャイルドの違いがいまひとつわかんないんですが、わたしが理解したところでは、インナーチャイルドは、過去に感じることを禁止した「見捨てられた感情」で、エゴはその「感情」を守るための自動防御システムって感じ。インナーチャイルドのサポーター的な?なので、今回の主役はインナーチャイルドさんです。

tumblr_nxf4mpbgfc1qlzcbho1_540たとえば、子供のころ、悲しくて泣きたかったのに、お母さんに「男の子なんだから泣かないの!」言われつづけますと、男は泣いてはいけないのだ。という刷り込みが行われていきます。くり返し泣くなと言われるもんだから、泣きたくなっても泣けない。そしてその「悲しみ」という感情は、潜在意識の奥深くに置いてある、例のパンドラの箱に鍵をかけてとじこめられる。大人になって悲しく泣きたい気分になっても、男は泣かないという刷り込みがすっかりでき上がってるので、なんとか涙をこらえてしまう=悲しみをパンドラの箱にしまう。これを繰り返します。

この、見捨てられた悲しみの感情は、つねにパンドラの箱から出てこようとします。出してもらうために何をするかといえば、主人(つまり私たち)の現実に、悲しくなるようなことを必死になって投影するんです。そして、せっかく主人の現実に、悲しくて泣きたくなるようなことをひき起こすのに成功するものの、主人は悲しむ気など毛頭ないので、再び必死にその感情をパンドラの箱へ押し戻そうとする。でもヤツは箱から出たいので、再び悲しいできごとを投影→箱に戻される→投影→箱に戻される→投影→箱に戻される・・・・というループにたいていの人がハマってる~(^^)v

ループにハマりすぎると、もはや自分が感じているものが何なのかさえ分からなくなるようです。わたしはなぜか、いろいろ相談されることも多いんですが、わたしに相談しても、もはやこれしか言えないよ。
「で、今何を感じてる?そのできごとに対して何を感じてる?」
だって、問題を引き起こしてる原因はそこにしかないから。でも、ほとんどの人が、「よくわからない」って答えるか、もしくは問題に登場してくれてる人物への批判などに話をすり替えだします。問題の相手って、ほとんどが、私たちのために人生劇場にわざわざ登場してくれてる、ありがたき人々なんですけどね。

そんな面倒な役割を引き受けてくれてる相手に対して、みなさんたいてい、
「あの人がこうして、ああして、ああだから、こんなことになってしまった!なんであいつはああなのだ(・皿・`;) 」
と同じことをくり返されるんですけど、まあわたくし、その内容ほぼ聞いてませんから(笑)。
「で、そうされて、あなたはその時何を感じた?今は何を感じてる?」

答えは目の前に差し出されてるのに、ほとんどの人が、問題の原因を自分以外にみつけようとする。あの、まぢでひと言でまとめさせてもらいますけど、どんな大きな問題も、
「原因は100%自分ですから!」

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さて、こうして主人の代わりに意識を運転してるエゴに守られながら、主人にシカトされつづけたインナーチャイルドさんたちですが、どんな現実を投影しても主人に気づいてもらえないということがわかると、次の段階へ進みはります。もっと厳しい現実を投影しはじめる。それが、病気。だとわたしは思ってる。

「こんだけアピールしてんのに、まだ出してくれませんか!ほんなら、ちょっとこのへん痛くしてみましょか!」
って、頭痛にしてくれたり、腰痛にしてくれたり、風邪ひきまくらせてくれたり、胃腸を痛めてくれたり、ケガさせてくれたり。初期段階では、世間一般ではウィルスが原因だとか、外傷だと言われるような、軽めの症状を持ってくる。そうしながらも、引きつづき悲しんでもらえる現実を引き寄せてはみますが、主人はますますかたくなに悲しみを拒否します。最終段階に入って、インナーチャイルド的に「もー堪忍袋の緒が切れましたわ!!」ってなると、たとえば脳梗塞だとか、心臓発作、ガンといった命にかかわる症状となっていく。

命にかかわる病気になって、「なぜ自分はこんな病気になったんだろう」と、ようやく自分と向き合いはじめる人は多いと聞きます。そして向き合ってみると、いかに自分がストレスまみれだったかに気づく。病気はストレスが作り出すことに疑いの余地はないと私は思っていますが、そのストレスという状況をつくりだしてるのがインナーチャイルドなんじゃないかと思う。ストレスに感じるできごとは、つまり、インナーチャイルドの“箱から出してくれ”というメッセージにほかならず、それを無視しつづけるから病気になる。っていうシステム!

つまり、逆をいえば、自分の中にあるすべての感情=インナーチャイルドを認め、彼らが出てくるままに放っておくことができるようになれば、存在に気づいてもらうために彼らが作り出した病気自体に、もはや存在意義がなくなるので、症状は自然と消えて行く

これが治癒のメカニズム。じゃね?と思う。わたしはこのシステムを利用して、じっさいいろんな症状が消えてくのを自分で体験してるし、わたしが読んできた感情と病気にかんするあらゆる文献にも、書いてあったことなので、まちがいないよ。

ただね、この感情を認めるという作業が、みなさんほんとうに不得意みたいですね。わたしがこうしてブログに書いてみたり、じっさい話して説明すると、興味がある人は“ふむふむ、なるほど!”ってわかったフリしてくれるんだけど、だいたい分かってない。笑。人の話聞いてた?!って思うことがよくある。笑。

次回は、ようやくこの感情を認める作業の実践について書いてみます。単純な人は、ごく簡単な方法を実践するだけで「おー!すごい!!」って気づきはるんです。あんまいないけど。ま、ほとんどの方はそうならない。だいたい頭の中「??????」になるので、実践へ移るにはできるだけ意識のシステムについて知っておいた方がいいと思いまして、こんなに長いシリーズになっちゃったってわけでした(◔ε ◔ )。

最終章はこちら

【感情の解放実践シリーズ1~】
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