美しいサーフボードとはなんだ。








昨日は念願のタイカレーでした!しかも、ジャスミンライス。ジャスミンライスっておいしーよね。大好き。白米食べるならジャスミンライス。非国民です。こんばんわ。

んで、どうやら唐辛子食べ過ぎたらしく、今日は朝から絶不調!こんなに不調なことは近来まれに見るほど体が重く、もちろんずっとトイレ!唐辛子×油は重いねー。食べ過ぎ注意!

先日諸事情によりぶっこわれたわたしのサーフボードの修理が完了したというので、お引き取りに、ダンサーErieの旦那の店、The Area 51へ行きました。職人技とはまさにこのことですネ。ほんと、几帳面なA型らしい、すばらしい仕事してくれます。
だって、これが

これだよ。

いま写真撮ろうとして、どこかわからなさすぎて、ふつーに逆側撮ろうとしてたからね。

で、ダンサーの旦那はサーフボードシェーパーなんだけど、シェイプの話になったんだよね。最近おもしろい形の板がいっぱいあるねって話になったんですが、やっぱりサーフボードにはとくに見た目の美しさは大事で、そして、どれだけコンピューターシェイプの技術が上がっても、職人の感性をベースにした手仕事にはかなわないということになりまして。コンピューターで完璧に削りだされたものでも、シェーパーが見ると、自分が培ってきた目と感覚で、どうしても納得がいかない部分がかならずあって、やはり自分の感覚として見た目に美しい曲線を描くサーフボードは、性能もすばらしいのだという話だったんです。

で、今朝、お腹下しまくりながら、トイレでサーファーズジャーナル読んでたらこんな記事が。
「感性?それとも工学?ロフティングというシェープテクニック」
(サーファーズジャーナル24.1 日本版5.1号 P122)

一部抜粋してみます。


ロフティングとは縮尺された船の設計図をもとに、実物の曲線を再現することである。・・・・・経験豊富なシェーパーは、ストリンガーから直線で引かれた位置にテンプレートを当て、彼の判断がまちがってないかを確認する。その方法は古代の船造りとかわらない。
「観察力の鋭い(ヨットの)デザイナーはプロポーションを判断するバランス感覚が磨かれていて、曲線の良し悪しを目視だけで判断できる。これを判断するのは人間の感性で、それを測定できる機械や定規は存在しない。したがって、ボートデザインを学ぶ生徒は、機械があるたびに船体の形状を見て、感じて、そのセンスを磨く。それがボートセンスと呼ばれるもだ」

ロフティング、またはサーフボードのプランシェープには、最高のカーブを導き出せるセンス、または神秘的な力が必要だ。・・・・・全体のラインへの研究が必要だ。そしてさらにサーフボードならば、ボードが波の上でいかに機能するかということにたいする学究があって、はじめて培われていくものなのかもしれない。

・・・・サーフボードや船の平面形状を開発し、線を描くという作業は人間の感性によるものなのだ。


Duke

まさに前日していた話がトイレの中で繰り広げられてました。笑。わたしはかれこれ20年くらいサーフィンしてますが、サーフボードの微細なちがいによるちがいが、ようやく分かるようになったのなんて、ほんとにここ数年です。だからいろんな板に乗るのは楽しい。でも買うとなったら、絶対的にコレ!!と思えるものしか買いたくないから、なかなか買えない。もはや2年くらいシングルフィン探してる。笑。

んで、どんだけコンピューターシェープが増えようが、サーフボードが量産されようが、やっぱり職人が感性をビンビンにして削った板に勝るものはぜったいないと思う。職人の魂、SOULが注入されてるものはやっぱちがうんだよ。もはや大量消費の時代は終焉を迎えてますし、サーフィン業界としては、これからはやっぱり感性ギンギンな職人の時代になっていくんじゃないかと思います。