フィンランドでベーシックインカムが導入されるそうですね。800ユーロ、毎月約11万円。5人家族なら55万円!で、現行の福祉などはすべてこれに一本化するらしいです。シンプルでいいと思う。わたしはベーシックインカム大賛成派。なまけものが増えそうな気がしますが、なまけものは何をやってもなまけるだろうし、仕事をしたい人はやめることはないと思う。富の再分配をオフィシャルにできる唯一の機関である国が、現状日本ではすべての富をかっさらってるというっっw 国と金持ちは反対すんだろーな。
今年のハワイではさっそくジョーズの大波とパイプラインで人死にかけました。こちら、パイプラインでケガしたサーファーの救助の映像。アンドレ・ボサというボディボーダーが、スープにもみくちゃにされながら、必死に救助する様子がうつってる。
Andre Botha Saves Evan Geiselman’s Life
THE INCREDIBLE MOMENT Andre Botha surfaced with an unconscious and unresponsive Evan Geiselman at Pipeline, beginning mouth-to-mouth whilst the pair were still in the water – an act that may well have saved Evan’s life.The scene was nothing short of incredible as Botha immediately begins ‘Expired Air Resuscitation’ whilst desperately clinging to Geiselman in the shorebreak as they are sucked down the beach. Andre – AMAZING!!!Evan had been under for a total of three set waves before he was located and grabbed by Andre.”Andre Botha was my guardian angel today! The support has been overwhelming! I can’t thank everyone enough who saved my life today forever grateful. Love you all and everyone’s who’s been worried about me I’ll be back soon. Love these people more than words can describe who haven’t left my side for a second.” – Evan GeiselmanVid Matt Castiglione
Posted by Liquify Magazine on Monday, December 7, 2015
こういう話を聞くたびに、なぜサーファーはわざわざ死のリスクをおかしてまでこんな波に挑戦しつづけるんだろうと考えるんですけど、先日読んでた本にヒントがあった。
本の著者は山に登る人で、標高の高い場所にいくとかかる高山病に効く薬草をさがしている。まず、高山病とは何かですが、wikiではこのように書いてあります。
著者はその薬草を探す旅をしながら、高山病とはいったい何なんだろう、なぜ高山病にかかるんだろう、そして、あんな苦しい思いをしてまでなぜ山に登るんだろうと自問自答するんですが、最終的にたどりつくのが、死の恐怖と向き合うためではないかということなんですネ。
人間だれもがもっている根源的な恐怖が「死」だと思うんですが、ふだんわたしたちは、直接死と向き合うことはほぼないし、どちらかといえば、死はネガティブなものでしかなく、あまり考えないほうがいい、って思わされてきたと思う。わたしはこの本を読んで、あ〜、サーファーも無意識に死と向き合わされてるんだろうなと思った。
今日の箸休めない
べつに、巨大な波に乗る人だけじゃなくて、だれもがいつも自分の波の限界に挑戦しているので、サーファーならだれにでもいえることだと思うんだけど、やはり、危険なコンディションの波になればなるほど、きっと、もっとも手っ取り早く死と向き合えるんだと思う。そして自分がそんなものと向き合ってることを意識していようがいまいが、危険な波では、つねに死と隣り合わせであることは疑いようがないし、だからこそ、その危険な波に乗れたときは、きっと、そんな状況でも意外と死なない自分がいることに気づけるだろうし、なんだろー、死を征服することはできないけど、そんな簡単に得られるものでもないことがわかるというか。意外と死なせてもらえないんだなというか。
エベレスト登山家の野口健さんも言ってた。たぶん、もうすぐエベレスト?に登りはるんですが、恐怖しかないのに、それでも登りたいし、登るしかないってなことを。わたしの友達もこんなこと言ってた。「危険な山は、20フィートのワイメアと同じだ」って。山登る人と、サーファーって、たぶんかなり近いものを求めてるんだろうなと思った。
ま、わたしは山は登らないけどねw 上り坂も下り坂もキライ。息切れするわ〜。