他者との正しい境界線の引き方

こんにチワワ。わたくしは冬の旅スケジュールもだいたい決まってきた。今年はリトリートもないので全開で遊びま〜す！いつもだけど。笑。バリは行きますが、ビザ延長代の代わりにいったん国外出て未知のバカンス行ってきます。

本日のお題は、
他者との正しい境界線の引き方

NOと言えない人、頼まれたらなんでもハイ！って受け入れちゃう人、他人にいいように使われて疲れる人、いませんか？そんなあなたは他者との境界線の引き方を学ぶとよろし。ただ、境界線って引き方があって、間違えた引き方するとただ縁切ることになってしまうので要注意なのです。

この、自分を後回しにして受け入れる側になるのは圧倒的に女性が多くて、逆に男性は正しさで支配することで他人の境界線を侵略する側になるパターンが多いのではないでしょうか。

ここには社会構造や歴史的な価値観の影響がめっちゃ大きいと思ってます。というのも、最近江戸時代モノよく見るんですが、日本人って、我慢すること、耐え忍ぶことを美徳としてきたってことがよく分かる。お上、父、目上の者に逆らうことは絶対的に許されず、特に女性はどんなことも“へえ。承知しました”と受け入れなければならなかったのです。

我慢と忍耐が美徳になってしまって、イヤでも本音を飲みこんで笑顔で“へえ。承知しました”って相手の感情を優先。NOをいうと悪人扱いまでされるという日本女性の謎の価値観を当たり前に受け継いできたのですが、そんなことやってたらいいかげん疲弊してきますので、ここで他者との境界線を引くことがめっちゃ大事になってきます。

英語でこんな表現がある。
Treat someone like a doormat
他者をドアマットのように扱う。

土足で自分のスペースにズカズカ入ってくることです。海外ではこの境界線のなさや受け入れることが「我慢強さ」「優しさ」として美徳扱いされることはございません。どちらかというと、人間としての未熟さみたいな認識で、Compassion without boundaries is not kindness〜境界線のない優しさは優しさじゃない。なんて表現もあります。我慢を美徳なんていってたら最終的にトラウマなりますから。

特に気をつけたいのが、境界線がないのが当たり前になると、無意識に相手の侵入を許可することになります。だから、なぜかいつも雑に扱われる。ってなるんです。いらっしゃいません？出会う男性にとにかく雑に扱われるって方。無意識領域で女性は「わたしは我慢しますからどうぞどうぞ。」男性は「では遠慮なく入り込ませていただきます」って共依存やってるんですね。

わたしは年間コースで、つね日ごろから、自分を最優先にして生きること、自分のニーズや心地よさをまず優先していこうって伝えてます。但し、自分を優先することと、他者との健康的な境界線を取り違えると、ただ相手を傷つけるだけになることもあるので要注意です。どうでもいい他人ならばぷっつり縁切ればいいとは思いますが、一生顔見ることもねえ！って縁切ったとしても、そこにわだかまりがあるならば、縁切ったどころか繋がったエネルギーはわだかまりでどんどん強化されてしまいます。特に家族となるとむずかしい。

では正しい境界線ってどうやって引くのかですが、

・自分を守ることです。やはりここは譲れません。
・その上で、他者に対してちゃんと本音でコミュニケーションをとること
・侵入には明確にNOがいえるようになることです。なぜNOなのか説明はいらないです。
・すぐに返事しない自由を持つ。たとえばメッセージを一晩寝かせるとか、感情が落ち着いてから返信する。
・相手の感情は相手のもの。自分の責任にしない。相手が不機嫌なのは相手の中にそれを感じる価値基準があるからでしかありません。
・ただし、完全に縁を切りたい相手でなければ、「あなたを拒絶しているわけではない」「嫌いになったわけじゃない」「大切に思っている」ことはちゃんと伝えた上で、距離が必要だということを伝える。
・連絡を減らしたり、誘いを断るなどの境界線を罰にしないこと。無視は縁切りです。
・毎日は無理だけど、週一ならいいよ。といった代替案の提案をする

傷つけないために自分を犠牲にするのではなく、相手の感情も尊重しつつ線引きすることです。もうあなたとはムリ。じゃなくて、関係性の中で自分の心のスペースを守ることです。相手を傷つけていることに罪悪感を抱くような境界線の引き方はわたしは健康的ではないと思う。結局自分がどう感じるかなんです。まあそもそも、境界線を引きたいと思うってことは、そこになんらかの感情的問題があるからですし、まずはそこクリアにしてからですがね。

もうすぐ冬至だね。自分の中をクリアリングするのに最適な期間です。ただいまスレッズで、一日一問、めっちゃシンプルな問いに答えるだけで本当の自分の声が聞こえてくるデイリーエクササイズやってます。おもしろいから参加してみてください。