ミックを襲ったサメなんかより人間の方がよっぽど怖いってば!!








数日前、ワールドツアーのライブ中継真っ最中に、プロサーファーミック・ファニングがサメに襲われたことが大ニュースになってましたが。オーストラリアで日本人がサメに殺されたときにも書きましたが、わたしには、自然からの警告にしか見えない。こういった、あまりにも衝撃的で象徴的なできごとには、深い意味がぜったいにあると考えます。

そんなことを思ってたら、こんなビデオをみつけた。サメと戯れるパフォーマー。「End the War on Sharks」サメとの戦いを終えよ。というメッセージつき。

Posted by Shawn Heinrichs on Monday, July 13, 2015

こちら、〝In a performance protest against the Australian shark cull and the global slaughter of sharks″
「オーストラリアのサメの捕獲と世界で起きているサメ大量虐殺に反対してつくられたパフォーマンスビデオ」
という説明なんですが、まず、オーストラリアでは遊泳者をまもるために、政府が海水浴エリアに入ってくるサメを殺しまくってる(追記参照)そーで、それじゃあ解決策にはならないし、サメを保護せよとの反対運動も起きてます。で、世界で起きているサメの大量虐殺ってなんやねん?と思って、〝Shark Slaughter”でググってみたら出てきた画像がこちら。
追記:Shark Cull は西オーストラリアで実験的に行われていて、海水浴客を守るためにとくに多くなサメを捕獲し殺すプログラムのことですが、かなり大きな反対運動が起きたため、現在は停止となっているようです。
http://www.abc.net.au/news/2014-09-11/wa-dumps-shark-drum-lines-after-epa-review/5737526

4WWwp shark-without-the-shark-fin BrRAuYBRR9OOtobqAr7K_shark-fin-hk-2013-2-6

あ、そうか。
フカヒレか!
そしてこちらをご覧ください。
18wq9lvnx373wjpg

人間のシルエットの数は、一年にサメに殺される人間の数
そしてその下の赤いサメの数は、一時間に人間が殺しているサメの数。

そういうことですよ。
自然からのメッセージでしかない。
やめてよって言ってんだってば。
それ以外にないよ。

サメ怖い!で終わってる場合じゃない。
サメを撃退したミックはスゴイとか言ってる場合じゃない。
怖がってるのは彼らの方だわ。
人間の方がよっぽど怖いってば!!
いい加減にしてほしいんですけど!

件のミックのニュースについて、ある外人が言ってた。「これは自然からの警告だ。一流のプロサーファーなら、サメを、環境をまもるための活動につぎ込めるくらい十分な稼ぎがあるだろうに、率先して行動を起こしてくれたらいいのに」って。

サーファーなら、いやというほどメッセージを受け取ってるはずだし、世界中のサーファーがまとまって何かしたら地球に大変革を起こすことだって不可能じゃないと思うんだよね。どーすりゃいいのかね。