1995年阪神大震災にネイティブアメリカンが日本へ伝えたメッセージ








今日と言う日に最もふさわしいネタは何だろうと考えていたのですが、やっぱり、先日書いた、シアトル酋長の一言に尽きるのではないかと思うのです。

人間がいのちの網目(WEB)を編んでいるのではない。
人間はその網目を作る糸の一部分。
その命の網に何かをすること、
それはつまり自分自身に何かをしているということ。
全ては繋がっている。
しっかりと繋がっている。

Chief Seattle

ネイティブアメリカンは私たちに折に触れ色んなメッセージを伝えてくれているんですが、まあ残念なことに、我々はほとんど耳を貸すこともなくここまで突き進んできました。1995年、阪神大震災の時も、このようなメッセージを日本に向けて発してくれました。が残念ながらこの時も日本は国として進化することが出来なかった。そのとどのつまりが今です。このメッセージを受け止めてあの時変わっていたらもしかしたら311は起こらなかったのかな。。。そんなことを考えさせられます。阪神大震災の時に贈られたメッセージですが、今言われてるとしか思えない。意識変革ですよ。時代は。乗り遅れないで。

神戸地震について、日本の人たちへ伝えたいこと
マーティン・ガスウィスーマ (1995年1月18日)

日本で地震が起こり、たくさんの人たちが死んだ。これは、わしらホピに伝えられてきた預言を思い起こさせる。わしらの預言は、時から時へ、過去から未来へと起こる多くの出来事を教えている。わしらの祖先はこう伝えてきた。「いつの日にか、何かのバランスが崩れると、悪いことが次から次へと起こり、大地と人々の命が破壊される」と。わしらは長老たちから、そう教わった。長老たちは、同じことが大昔(前の世界)に起こったことがあるので、再び繰り返されると知っていたのだ。だからこそ、わしらホピは、大地と生命のために、その預言を世界中の人たちに伝え歩かねばならなかった。
 

今、世界中の人々がバランスを失っている。昔の生き方に戻らなければ
ならない、と長老たちは言っていた。そうすることがとても難しいことは、
わしは知っている。だが、バランスが大きく崩れると、地震、竜巻、病気
の蔓延、飢餓、火山の爆発などさまざまな厄災がやってくる。わしらは、
自分たちの身も心も守らなければならない。新しく、近代的なテクノロジー
は確かに強い。だが、その力でいつもコントロールできるとは限らない。
もしも事態が悪化すれば、なんの役にも立たなくなるだろう。飢餓が来れ
ば、大地から食べ物を得るのは難しくなるだろう。すべてが汚染されてい
るからだ。そのために、わしらはたいへんな目にあう。だから、何よりもバ
ランスを取り戻さなければならん。わしらは今、まるで自分で自分を滅ぼ
そうとしているようなものだ。
もしも、わしらがバランスを少しでも取り戻さ
なければ、すべてのことがますます悪化していくだろう。人も動物も大地も
すべてのものが滅んでいくだろう。そして、戦争がやって来る。

わしらホピは、浄化されなければならないことを知っている。わしらのことで
いえば、誰かがホピの現在のシステムの誤りを調査し、浄化するであろう
ことを知っている。しかし、今や、すべての人々のバランスが崩れているの
で、未来にはとても困難なことが待ち受けている。これはひとえに、バランス
を失っているあなた自身にかかっているのだ。バランスを保つ生活に戻る
のが困難なことは知っている。何か、もっと醜い死者が出る何事かが近づ
いている。動物も人を襲うようになる。すべてはバランスが狂っているから
だ。わしら自身を浄化し、バランスを取り戻さなければ、戦争や破壊を止め
ることはできない。自分たちの信じていることを、もっと積極的に進めなけれ
ばならない。わしらの言うことを信じるのは難しいかもしれん。だが、重ねて
言おう。あなた自身にかかっているのだ。わしには、あなたたちの心を変え
たりする力はない。わし自身で、あなた自身で何かをするのだ。自分の信じ
ている霊的な道や気持ちに対して、あなた自身が変わらなければならない。

すべてはあなたたち次第なのだ。自分自身と人々のために、大地や動物
たち、地球のために、何かをするのだ。わしらは皆、ひとつの地球の上に
いる。神戸の地震は終わっていない。大地はまだ揺れている。だからこそ
わしらは、大地や人々や動物や木々や草花を救わなければならない。
それを救うのは、あなた次第なのだ
。植物は、病気の治療のための薬と
して、わしらが使ってきた役立つものだ。この地上のすべてのものが救わ
れ、生き残ることは、わしらの願うところだが、すべての人が生き残ると
いうわけにはいかないだろう。地震や、あるいは竜巻、洪水、地球上に蔓延
する病が人口を減らしていくだろう。わしらは、今、紛れもなく危機に面して
いる。自分のことと、人々のことを考えるのだ。そして、生き残るためには、
ともかく将来に向かって進むしかない。あなたが信じようと信じまいと、
わしらに伝えられた預言のすべてが現実のものとなっている。長老から、
これらの話を聞いたときには、わしは信じなかったが、今にして思えば、
すべてが、わしらの長老が伝えてきたとおりだ。どうか、自分自身と他の
人々のために、よく考えてほしい。ありがとう。このことを話せて、嬉しく思う

「ホピ的感覚」預言された「浄化の日」のメッセージ 小原田泰久著
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