原発停止のために今すぐ個人が出来る活動のご提案








いつもよりちょっと長めのブログですが、ぜひとも読んでいただきたい。

もうすぐあの日から一年です。日本が思っていたような素敵な国じゃなかったことに気付かされた日。3月11日の午後14時46分には様々な形で日本中の人が心を一つに祈りをささげる事かと思います。私は祈りの力は強大だと思いますし、日本中の人が同時に心を一つにするって言うのはものすごい祈りのエネルギーになると思うのです。わたしは特にセレモニーなどに参加する予定はありませんが、どこで祈ってもそれはちゃんと届く。亡くなった方への追悼、まだ苦しんでいる人への希望の祈り、そして、原発を含めた日本の闇が開放されることをお祈りしようと思います。

さて。いつの間にか原発マニアとなってしまった私ですが、現状に対する私の感覚としては、国が、事故は収束へと確実に向かっている風を必死に装っていることへの違和感と、実際に線量も下がっていることで、一般国民の関心が薄れてきていること。それは仕方ないとは思いますが、今朝もテレ朝の番組でやっていましたが、福島第一原発はまだまだ収束などほど遠い状況にございます。

今朝番組で言ってた事を一言で言えば、
「使用済み燃料棒が大量に保管されている4号機が危なすぎる」ということです。


↑ここにある、らしい。

余震を含め、この一年ずーっと揺らされまくってる原発ですが、外壁もなくすでにほとんど破壊済みの様を呈している4号機のこの燃料プールが倒壊したら日本はどうなるか。簡単に言うと、こういう事。

【4号機から目を離さないこと。4号機が倒れたら、政府が何を言おうと信じてはいけません。それはもう科学が想像すらしたことのない領域なのです。飛行機に乗って東京を出るときです。」 BYアメリカの原子力専門家アーニー・ガンダーセン】

で、わたしもずっと疑問に思っていたのですが、じゃあ、とっとと別の場所にプールを作って燃料を移せば良いのに。ってこと。なぜこれが出来ないのか、それも実は以前Green Newsで自分で書いていた。
【近づいただけで即死‐核廃棄物】
***ビデオは残念ながら削除されてしまいましたが、内容をまとめておいたのでよかったです。
https://beach-press.com/?p=2482

そういうことです。水に浸かってるから放射線が遮断されているけど、その燃料棒は取りだせない。なぜなら近づいた人は即死だから。4号機のプールの燃料は、それを移動させるための装置はもちろん吹き飛ばされているわけで、現時点で誰にもどうすることも出来ない。ただ、倒壊しないことを見守るしかない。

これが現状。今、日本にある原発54基のうち、稼働しているのはたった2基。これも4月末には止まります。が、電気事業でおいしい思いをしている役人はとにかく今再稼働に必死です。原発の安全が確保されても、そこから出続ける放射性廃棄物の処理に関しては誰も解決策を見いだせない。なぜそんなものを続ける必要があるのか。このタイミングですべての原発がせっかく停止するのに、この再稼働の動きに私は絶対負けたくないわけです。

そこで!ここからが本日の本題です。前置きが長くなりすみませぬ。

自分が経験するすべての事には意味があるって言いますが、これホントですね。先日Green Newsでお伝えした、
「SURFING FOR CHANGE- 銀行のお金は誰のものか」
という記事読んでいただけましたか?関心のない人にはどうでも良いことかもしれませんが、わたしはこの記事を見つけた時、けっこう衝撃を受けたんです。銀行をそういう風に考えたことがかなったですから。

これも簡単に説明しますと、大企業は資金がないと事業を進めることは出来ない資金を提供するのは大手銀行。日本で言えば、三井住友とかUFJとかですね。で、その銀行に資金を提供しているのは誰か。

そう、それは私&あなた!

つまり、私がお金を預けなければ、お金を必要としている企業に銀行はお金を貸すことが出来ない。お金とか経済とかにめっぽう弱い私ですが、ま、普通に考えて、原発なんて言う巨大な事業に、こういったメガバンクが絡んでいないわけはないと思います。で、そう考えると、原発を動かしてるのは私が三井住友に預けてるお金かもしれないという事です。

いや~、ありえないですね。それは。Surfing For ChangeでサーファーKyle Thiermannが提案しているのは、住んでいる自分たちにとって良い使い方をしてくれるような、地元の銀行にお金を移動させましょう。ということです。これなら誰でも簡単に出来る。ちょっと私は真剣に三井住友の口座解約しようかと思っています。大して入っていませんがw

大銀行に資金がなくなって倒産したらどうなるのか、そんなこと良くわかりませんが、ま、たぶん私にはあまり関係ないでしょう。困るのはたぶん、そういう悪いお爺さん達ばっかですよ。大銀行が倒産したらきっと経済がむちゃくちゃになって・・・とか脅されるんでしょうけど、どっちみち既にむちゃくちゃだし、そんな脅しにはもう騙されません。

Kyleが提案する3つの簡単なステップ

1. Bank locally. 地元バンクにお金を預けましょう。

2. Shop Locally. 買い物は地元でしましょう。

3. Support Responsible Companies. 責任ある会社をサポートしましょう。

どうでしょう。みんなで地元の銀行にお金を移すっていうのは。ちょっと真剣に考えてみませんか。わたしは、デモとか署名とかに基本懐疑的。声を上げ続けるのは大切ですが、それで何かが大きく動いたこととかほとんどない。全国民が立ち上がった中東で起きたデモのレベルでなければ、あの悪いお爺さん達は屁とも思っていないはず。が、使えるお金が銀行から消えてなくなったら、悪いお爺さん達は超焦ると思います。

さて、わたしに新しい考えをもたらしてくれたSurfing For Change のKyle Thiermannですが、もちろん会ったことなどない。ところが、先日不思議なつながりが出来たんです。新しく取り扱うことになるかもしれない超ゴキゲンなアイテムがあるんですが、そのアイテムのデザイナーとのやり取りの中で、Beach Pressってサイトをやってるのよ。って紹介したら、彼女からの返信に、「Surfing for Changeの記事があったけど、Kyleと私はとても仲良しの友達なんですよ!私もお金は地元バンクに預けてます☺」って書いてありました。オーマイガ!

ね!やっぱり、全て繋がっている。