引地川河口の泥採取!








先日TVで海洋汚染の実態についての放送がありましたが、それによると、やはり、あらゆるものが流れ込む河は、もちろん放射性物質も運んでいくわけで、河口に放射性物質を含んだ泥が溜まっていき、下記図のように、例えば東京の江戸川では、なんと872Bq/kgのセシウムが検出されたそうです。福島第一原発から南東約20kmの漁場の底土のセシウムが304Bq/kgだそうで、江戸川の方がよっぽど汚染されてしまっていると言う実態。

で、この実態を受け、近所のサーフィンするお友達が、藤沢市に電話しました。このお友達は気になることがあると、すぐ電話することで有名で、軽くクレーマーと言われても仕方ない感じなのですが、藤沢市の環境保全課の担当に、引地川の河口はどうなってるのか調べたのかと尋ねたところ、もちろん調べていないわけです。海水は定期的に調べてるけど、河口の泥は調べていない。

これだけ多くのサーファーがもう何事もなかったように海に入っているのに、もし、この河口にも同じようにセシウムが堆積してたらどうするんだ!と。 環境保全課担当は、そんなことして何の意味があるのか、とほとんど取り合ってくれない感じだったらしいんですが、まーそのクレーマーも相当しつこく食い下がった結果、本日、このように、引地川河口へ担当の方2人を呼び出すことに成功しました。

40万するらしいガイガーカウンター持参でしたが、空間線量はとりあえず、0.04μSV/h。担当の方曰く、事故前の線量の平均は0.037μSV前後、雨が降ったりすると基本的に線量はあがるそうで、事故前でも最高0.069位にはなったそうです。事故後最高値は0.18前後で、今はやはり、事故前よりは少し線量が高い状況が基本的には続いているとのこと。

とりあえず、2か所から泥を採取してもらい、乾燥させてから線量の計測になるらしいので、結果がでるのは1週間後位ではないかということでした。ま、海底と、河口に堆積している砂ではまた違うのかもしれないですが。やらないよりはまし。少しでも安心してサーフィンしたいですから。

それにしても、ほんとうに、こんなことをずっと気にしながら生きていかないといけないような世界になるなんて誰が思ってたでしょうか。湘南から引っ越した方がいいのかな。とか、友達と集まると上る話題はとても残念な感じ。私はこの湘南が好きすぎて、居心地が良すぎて今のところどこかに引っ越す計画はないですが、福島の人にとってはそれが現実。ほんとにありえないです。

楽観主義は大切ですが、ダメなものはダメ。 幸いなことに、私の周りには同じように危機感をもった仲間がいっぱいいます。が、時が経つとともにやはり忘れて行ってしまうものだし、私としては、忘れないで。ということを発信していければと思っています。 自然エネルギーは不安定。原発ほどの電力供給は無理。そんな声が未だにあちこちから聞こえてきますが、そう言う人にこそ、私が納得する回答をお聞きしたいです。使い続けるほどに溜まる高濃度放射能廃棄物、どこに持っていくの。それだけ教えてほしいです。

というわけで、結果はまたご報告します。