豊かさの再分配を








さて。昨日OPENしたオフィシャルブログ。“なんか、読んでるだけでハッピ~な気分になれる”って、ご覧いただいた方の多くから言っていただきました。まさに私の狙い通り。なんて素晴らしいのかしら~。

でも今日の私のトピックは、あんまハッピ~なものではない。ちょっと眉間に皺がよりそうな話題。そう、昨日の予告通り、ウォール街のデモですよ。デモねー。日本でもあちこちで反原発デモがやってますね。あたしは中途半端なデモには全く意味がないと思うのですが、たとえば中東でやっちゃった規模だったり、ウォール街で何週間にもわたってあの人数がデモをやるって言う規模になれば、それなりの効果はあると思うのですよ。実際、日本のデモなんてほとんど取り上げられないのに、遠く離れたアメリカのデモは連日NEWSになるわけでしょ。

皆さんがどう感じてるかはわからないけど、あのデモは単なる格差社会へ対する不満をぶちまけるデモじゃーない。と私は思う。アレは、世界を牛耳ってる悪い金持ちに対するデモ。世の中の1%のその悪い金持ちがほとんどの富を所有して手放さないということに怒ってる。どっかの番組で、その1%に入っているらしいアメリカの大金持ちの爺さんに、『あなたはあのデモについてどう思いますか?』と聞いたら、『若者はなまけものなだけ。奴らは働かないんだから仕方ない。』と言っていた。

で、問題はそこじゃーない。働かない怠け者は自分でわかってるし、多分あのデモには参加してない。怒ってるのは、今の世界のなんだかおかしなシステムにだんだん気付いちゃった人たちだと思うのです。アイスクリームのさ、デッカルチェ?のCMでさ、国会議事堂を背景にマツコが言ってる。『庶民の味方って顔してるけど、ホントは皆わかってんのよ。知らないふりしてるだけ。』って。私は完全にその部類だわ。わかってるけどどーしたらいいか分かんないから残念ながら黙ってる派。で、あのアメリカ人達は完全に堪忍袋の緒が切れちゃった系。

で、具体的に誰に、何に怒ってるのかは、多分こういうこと。ドキュメンタリーだからね。フィクションじゃないんだから。短い予告編だから是非ご覧を。

たぶんね、裏の世界では、私たちが何も考えずにヘラヘラ暮らしてる間に、も~めっちゃ悪いことがいーーーーーーーーーっぱい行われてる。原発問題だってその一つ。とにかく、魂の汚れた金持ちが国を、世界を牛耳ってる限り、今の世界の不況は絶対治らない。そして、悪い爺さんたちは今後も猛烈に金持ちになって行き、得た富は誰にも渡さないわけ。

だいたい、不況不況って言うけどさ、結局お金の流れが滞ってるわけでしょ?近所のじいちゃんばあちゃんのタンスの中に眠ってるからだ。とか言うけどさ、そんな規模じゃない、途方もないものが悪い爺さんたちのもとで眠ってるんだと思うわ。それにさ、銀行っちゅうシステム自体理解しがたいわ。だってさ、言ってみれば、私たちは銀行にお金を“預けてる”って言うけど、貸してあげてるわけでしょ?我々が貸してあげてるお金のその金利は今や1%にもならないのに、な~んでお金を借りるとその金利は15%とかになるわけよ。その理由が知りたいわ。あるのかもしれないけど、私は経済金融おバカだからわかんないわよ。

昨日TVで見たステキな話。事業に成功した大金持ちのおばちゃん。どこかに寄付したいけど、ただ寄付するだけじゃ、困ってる人の気持ちがわからない。ってわけで、こっそり普通のおばちゃんのフリしてホームレスを支援するボランティア団体とかでボランティアしまくったわけ。そして散々働いたあげくに、普通のおばちゃんだと思ってたそのおばちゃんが、いきなり、『私は実は事業に成功して大金持ちになりました。だから、2000万円寄付するので好きに使ってください。』って。ボランティア団体の人たち号泣よ。感動したわ。こうでなければいけないと心から思ったのよ。

世界中の人が豊かになれば、殺人だって強盗だってどんどんなくなる。共産主義は、怠け者だらけになるって言うけどさ、自分の好きなことを仕事にしている限り、やりたいんだから怠けることなんてない。必要なのは、世界中の人が、やりたいことを仕事にして、楽しく稼いだお金を困ってる人に分けるシステムではないかしら?ゴミ処理とか下水処理とかさ、そういう面倒くさい仕事だけ公務員にめっちゃ良い給料でやってもらえば良いじゃん。これ、私の理想の世界。あーあのおばちゃんになりたい。私に世界のお金全部くれたら、たぶん今よりきっと良い世の中になると思うんだけど。誰かくれないかしら。