あっという間に7月も半ばとなりました。前線どっか行っちゃってるけど、梅雨明けしたの？！台風来ないね。気候がおかしいね。温暖化か寒冷化か知らないけど、気候が変動してるのは肌で感じる。海入ってるとよくわかるんだ。水温の変化とか、風の吹き方とか、低気圧のでき方とか、台風とか。敏感になるよね。そゆのに。わたしは気候変動は地球の命の大きな流れの中での変化でしかないと思ってる。何億年という地球の人生？において、暖かい時期もあれば、寒い時期もある。そんだけだ。つねに変化してるだけだ。
わたしはつね日頃から、サーフィンがサーファーに与える、あまりにも大きすぎる影響について考えてんだ。知ってると思うけど。なぜあんなに氣持ちいいのか。なぜあんなに中毒性があるのか。真剣に海と向き合うと、なぜ生き方が研ぎ澄まされていくのか。
その謎を解くカギをここ数日で二つもらった。ひとつは水や音の研究をされている増川いづみさんの本【水は知的生命体である–そこに意思がある】。まだ全部読んでないけど、ピンと来たら書かずにいられない。MITで量子力学の修士号を取得され、水の分子構造学と磁気共鳴学を中心に、水の流体力学も研究されてる方なので説得力満タンなのだ。
いわく、水は流れ、動いているとき、その分子構造がもっとも活性化するらしい。流れ、曲がり、回転していると、水分子は活性化し、自然なマイナスイオンを放ち、人間の不要な氣を吸着分解し、新しい正常な氣を与えてくれる。動いて活性化した水は、水自身のバイブスが上がり、その周りにいる人間の細胞内の水分と共鳴し、ゆがんだ電子軌道を修正するので、体調も氣分も良くなるってことらしい。
逆に動きのない淀んだ水は、そのエネルギーも停滞し、腐りはじめる。水は動かないとバクテリアが増え、ミネラル粒子が拡大し、汚れがたまる。水分を含んだ体の細胞にももちろん同じことが起きる。生命エネルギーが滞っていると、体液が滞るので、汚れが溜まり、解毒、老廃物の排出能力が落ちる。
つまり。だ。波を思い浮かべておくんなまし。完全に動きまくって活性化されてる水ではありませんか。波には自然のマイナスイオンがものすごい勢いで渦巻いてるにちがいない。きっと波がデカくなればなるほど、そのエネルギーは大きくなる。そして、その波に乗り、もみくちゃにされるサーファーの細胞内の水と共鳴しながら、細胞内の電子軌道を修復してくれる。だから波に乗った後はあの氣分になるんだ。あの氣分。Only a surfer knows the feeling。サーファーにしかわからない感覚。申し訳ないけど、サーフィンしない人には説明のしようがない高揚感なんだ。それは、活性化された海水エネルギーと共鳴した結果にちがいないと思う。
そしてもう一つのカギは、これまた偶然（などないけど）の出会いが導いてくれたサーファーが教えてくれた。一年の半分はバリ、半分は北海道で雪まみれな方で、曰く、
「サーフィンがあんだけ氣持ちいいのは、命かけてやってるからやねん。」
ああ。そうだ。それかもしれないと思った。どんなコンディションでも、ある程度命かけてやってる。波がどれだけ小さくても、ちょっとした不注意で大けがしてしまうリスクはつねにあるし、波が大きくなればなるほどそのリスクは高まる。巨大な波になったら、それはきっと海に浮かんでいる一瞬一瞬がずっと死と隣り合わせなんだ。だから、波と調和して乗り終えることができたとき、死なずにすんだ安堵感と、自然の力に負けることなく死を乗り越えた優越感とか、謎の感情がごちゃまぜになって、あの、サーファーにしかわからない感覚をもたらすんだろうな！って、妙に腑に落ちた。
命懸けのエクストリーム系スポーツは、サーフィンにかぎらず同じ感覚を味わえるんだと思う。どんなスポーツでも、死の危険をはらんだスポーツは、メイクしたその瞬間、脳内から氣持ちよすぎるホルモンがドバドバ放出されていて、その氣持ちよさを求めつづけるから中毒になる。つまり、やっぱりドラッグ中毒と同じなんだ。その脳内ホルモンの出し方が、薬なのか、自然なのか、そのちがいだけな氣がした。
ただ、水そのものが持っているエネルギーと調和しながら、そのエネルギーの恩恵を受け、さらに死の恐怖を乗り越える感覚を味わえるのはサーフィンだけだと思う。だからやっぱりサーフィンはちょっと違うんだ。そしてそこに太陽のエネルギーも降り注いだりなんかしちゃうわけで、もうそーなったら気持ちよさのレベルとか想像を絶する世界なのがちょっと想像していただけるかもしれない（笑）。サーファーの脳内ホルモン変化とか研究してくれる人いないかな。喜んで被験者になるわ。
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