バリ行ってる間に、湘南はいつもの湘南にもどったようで、波ありませーん。ちょろっと上がったりはするけど、バリの波の余韻でまだもってるので、やる気出ない(笑。でも、天気もいいしそろそろやりたいなー。水はめっちゃ冷たいらしいですが。
旅の準備に欠かせないのが、本なんですが、2冊持って行ったけど、けっきょく、毎晩眠気に瞬殺されるので一冊も読み切れませんでした。で、帰ってきてから読んでる本が、こちら。
心はなぜ腰痛を選ぶのか―サーノ博士の心身症治療プログラム
ジョン・E・サーノ
まだ前半しか読んでないんですが、こちらは、腰痛を中心に、心的要因がいかに痛みを作り出し、その心的要因をとり除けば腰痛が瞬時に消えてなくなるか、ということを、サーノ博士が観てきた患者さんの症例をもとに、さまざまな方向から分析している本です。
わたしは、この世に存在するありとあらゆる病気も怪我も、すべては自分が作り出していると確信しています。心と体の関係にかんする本を何十冊と読んでいますが、読めば読むほどそう確信するしかないし、わたし自身が、自分自身の心を観察することで、さまざまな不快な症状とおさらばしてきているので、もはや、確信というより、わたしにとって、病気は心が起こす、っていうのは単なる事実です。
でも、いまだに、瞬時に意識的にな自覚をするのはなかなか難しく、サーフボードで打ったヒジがひと月以上経ってもまだ痛いのは、サーフボードに当たったせいだと思ってしまうし、この時期にくしゃみの発作が出るのは花粉のせいだって思ってしまいますが。で、途中で我に返かえるんですよ。あ、そういえばちょっと腰が痛いけど、今自分は何を感じてるんだろうって。よく観察すると、やっぱり不安があったり、いら立ってたりします。これが。
で、このサーノ博士の理論で、もーれつにナルホド!!って思ったのがこちら。
「身体症状は、不安の、身体的表現である」
すべての症状は、心と体が緊張状態にあることが原因だ。というのが彼の理論です。緊張状態とはつまり、ストレス。しかも、だれもが日々経験する、ごく一般的なストレスです。
結婚
離婚
解雇
近親者の死
経済状況の変化
仕事のトラブル
就職
などです。
で、「緊張状態になったとき、緊張していると感じるのは妥当な反応であるにもかかわらず、脳は緊張しているのをひどく不快で耐えがたいことだとし、それくらいなら身体のどこかが悪くなる方がまだ社会的にも受け入れられるに違いないと決め込んで」
「緊張を身体症状に変えて表現し」、「意識の目を欺く」のだと言うわけです。
かんたんに言えば、意識が不快な気分を味わいたくないから、そこから自分の注意をそらすために、体のどこかを痛くする。ってわけです。
わたしは、緊張状態がつづくことによって、体にねじれやゆがみが生じ、それが積み重なって、例えば腰痛になったり、果ては癌になったりするんだろうとは思っていましたが、痛みや症状が、不快な感情から意識をそらすための、脳の防御反応だという考えは初めてで、あーまちがいないなーと思いました。
体が緊張状態におちいるとどうなるか、簡単なテストでわかるので、ヒマなら実験してみてください。オーリングテストです。二人必要だけど。テストされたい人が、人差し指と親指で輪をつくって、外れないようにぐっと力を入れます。で、いちばん好きな人や楽しいことを考えてみてください。その状態で、もうひとりの人に輪っかをはずそうとしてもらいます。どれくらい力が入ってたか覚えておいてください。つぎに、史上最強にイヤなヤツのこととか、思い出したくもないかもしれませんが、思い出したくもないできごとを思い出してみてください。笑。で、同じように輪っかをはずしてもらいます。たぶん、二回目の方がパカパカはずれるハズです。爪長い人はやりにくいかも。そもそも力入らないから。
意識がネガティブに傾くと、体に力が入らなくなるのです。このテストは意識がどれほど単純に体に影響を及ぼすかがよくわかる。で、いつも不安を抱えてたり、怒っていたり、恐怖を感じていたりすると、その力の入らない状態が24時間ずーっとつづくわけで、いつまでもその、力が入らない状態がつづくと、最終的に体のあちこちに、不快な症状が出てくる。
腰が痛い、風邪ひいた、花粉ヤバい、胃腸炎、骨折れた、脳こうそくなった、ガンなった。ってなると、だれもが自分の外側に原因を探し求めます。で、医者はそれらしきものを提示してはくれる。腰痛なら姿勢が悪いだとか、風邪はウィルス。骨折は事故。でも、それをつくってしまった自分の意識グセを治さないかぎり、同じような症状が繰り返すんです。だからガンは再発するし、整体で腰痛を一時的に治しても、時がたてばまた痛くなるんだと思う。
そんなわたしは、ひじがひと月以上痛い。笑。あ、でも、折れてはいない診断いただいてます。南無~。