サーフィンでもっとも大事な瞬間








低気圧通過で今日もサイズアップの湘南。
雨はあんまり好きじゃないけど、雨降ると波上がるから、雨は幸せのサイン。

去年前半は台風が調子よい感じで来て波がけっこうつづいたのに
8月になってパッタリと止まってしまい、
8月一か月はほんとーに、ほぼフラットだったんですが、
9月に入って盛り返してから、とにかくずっと波があります。
来週も続きそうな感じー♪

しかも、地形がよいポイントがいくつかあるのもうれしい。
茅ヶ崎は、海岸浸食により、基本的に地形が深いポイントが多く、
(海底の地形が深いと、波がブレイクしないのです)
いちど地形が崩れると、ほんとに何年も波がブレイクしないこともあります。
春先は潮の干満差が大きくなって、砂がついて地形がよくなるポイントが増えてくるので楽しみです。

ビーチの砂がちょっとずつ移動して、ちがった表情を見せるように、
海の中でも同じことが起きてる。波がブレイクする様子を見ては、
あー、この辺砂溜まってんだろな。って、
サーファーは、見えもしない海の底のことをつねに考えてます。

Felicity Palmateer by Duncan Macfarlane

さて、わたしは、褒められて伸びるタイプ代表選手なんですが、
なにを褒められるとうれしいかって、サーフィン褒められるといちばんテンションあがります!
かわいいとか言われるより、サーフィンうまいね!のほーが断然ドキュン!ときますね(笑。
まあ、かわいいとか、まったく言われませんがw
なんだったら、おっさんに見えてきたとはよく言われます。
うん。わかる!!

今日は波との波長がけっこうあってて、わたしが待ってるところに波が来てくれます。
波長が合ってる時って、ほんとに波がかってに来てくれるんですよ。
一本テイクオフして、かなりいい気持ちで乗った波。インサイドで見てた友達が、
「いやー!いまのはかっこよかったわー!」
「太陽の光の加減といい、最高だったわ。見なきゃよかったわ!」
って~!いやーん。バイブスマックス上がりますわ(笑。
かわいいとか言われても、照れて素直に受け入れられませんが、
「サーフィンかっこよかった」は、そのままうれしすぎる。
いや、だから、かわいいとは言われないんですがね。

しかも、追い打ちをかけるように、裏から見てた友達まで、
なかなかいいスプレーが飛んでたとかなんとか言うもんだから、
今日のわたしは、それだけで、天にものぼる気分でした。

ま、その後は、スっ転ぶわ、足の位置おかしいわって感じで、
いつもの感じのまま終了しましたがw たまにキマるんですよ。たまーに。
これがねえ、毎回はキマらないわけですが、
その理由はなんだろうと、毎度海の中で考えます。
サーフィンで、もっともクリティカルな瞬間は何なんだろうと。

けっきょく、上手い人は、とにかく波をよく見てる。
テイクオフの位置が完璧すぎるんだよね。だいたい。
ビーチブレイクでは、波をどれだけよく見れるかは天国と地獄への分かれ道。
リーフは、比較的わかりやすいですけどね。

っていうか、テイクオフの位置が完璧なのは、
けっきょく、その人と波の波長が合ってる場合が多くて、
テイクオフに最適なピークが、その人のところにやってくるからだと思う。
不思議なようだけど、これは何度も見てるから間違いない。
だって、上手な人って、波追いかけないもんね。ほとんど。
波待ちしてるところに、乗ってくださいとばかりに、波がくるわ。
今日はわたしにもご褒美が来た。

自分のことはさておき、はた目から見てても、
いやいや、そこからテイクオフしても直進でしょ。みたいな人とか、
そこからテイクオフしてー、えーーーー?!右行った!!!!左でしょ今のはー!
ってな人とかけっこう多いです。
わたしも、サーフィンはじめたころ、ボディボードだったんですが、
リーフのポイントで、右に行く波しかわかりませんでした。
左の波がまったくわからない。見えないのです。
とにかく、波を見る目を養わなきゃはじまりませんネ。サーフィンは。

あと、上手な人は、テイクオフのタイミングがパーフェクトですわー。
テイクオフの位置と、タイミングだと思うんですよ。もっとも大事な瞬間。
理想はこのテイクオフですねん。余裕があって完璧ですわ。

はー。なかなか上手くいかないもんだね。
たいてい尻がおいついてないか、
肩幅が無駄に広すぎて、風にあおられて板降りませんわ(笑。

でもサーフィンはやっぱり最高!
きもちよかった!