明日和歌山来れる?その弐 -和歌山サイコー!!








そんなこんなで迎えた二日目。本日も海女さん取材に出かけたんですが、海女さん本気モードで取材ムリでした。というのも、漁ができるのは8月いっぱい、しかも前半は台風で漁に出れなかったとのこと。「生活かかっとるからな。ごめんな」って。ですよね。しかしこのばあちゃん77歳。めっちゃ深く潜るらしい。神秘の文化だわ。海女さん。なくしちゃいけないね。とか言ってたら、ハワイアンに、「おまえが次げ」と言われた。
Photo: Kyle
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さて。あえなく撃沈した海女さん取材。時間があるので、ハワイアンダイバーたちは再び素潜り漁へ。わたしたちは船に乗れないので観光へ行きました。じつは和歌山はわたしのルーツの一つ。おじいちゃんがホテルをやっていたことがありまして、小さいころは夏休みとなるとしょっちゅう南紀へ遊びにいってたんです。それに、関西に住んでいたころは、御坊に波乗り連れてってもらったりしてたんですが、今回たぶん10年ぶりくらいの和歌山。しかも、海しか行ったことなかった和歌山だったんですが、今回は山を攻めてみました。

まずは、観光名所、そして世界遺産でもある那智の滝。五歳くらいの時に連れてってもらったことがあるらしーんですが、まあ覚えているわけはない。母は、「金のムダやった」といってました(笑)。

もはや、滝へ向かう道の山々がすばらしい。荘厳です。
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そして、見えた!
なにこれ!なんかすごいんだけどーーーー!
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山のはざまから見える滝の存在感に圧倒され、いそいで入口へ向かうと、ここがまたなんともすばらしい気に満ちあふれてる。

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階段を上って目の前に現れた景色がこれ。やばーい!!
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近づけば近づくほどヤバさが増す。
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本当にすぐ目の前で見ることができるんですが、なんだろう、水と山のエネルギーがビンビンでハンパなかったです。滝へ向かう途中、「健康長寿の水」っていうのが100円?で売ってるんですが、滝壺の前で、大口あけて思いっきり水しぶき食べまくりました(笑。いやーしかし、なんなのあれ。きっとなん百トンって水が一瞬のうちに数百メートルを落ちているハズなのに、じーっと見てると、スローモーションみたいに見えるんです。なんか生きてるみたいでした。

サーフィンしてないけど、すばらしい水のエネルギーにチャージされ、ダイバーチームと合流し、そのまま和歌山市内へと戻ります。行きは海沿いを走ったんですが、帰りは山道を、ということで、和歌山ガイド、山利の木村さんがすばらしい山道を通ってくれた。山道ドライブの二時間ほど、ずーーーーーーーっとこの景色。エメラルドグリーンにきらきら輝く川を右手に、背景には壮大な山。見ても見ても見飽きない景色。いっつも海ばっかりだから、山が新鮮で仕方ない。

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そして、途中にある川湯温泉に行こうということに。川の水と温泉が混ざった温泉??ってハナシだったんですが、想像してたのと全く違った!到着したさきはこちら!!
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信じがたい透明度!見た瞬間服脱いで飛び込んでました(笑。水の中で目を開けたら、エメラルドグリーンの水の中に小魚が何百匹と泳いでた。川の中はひんやり冷たいのに、ところどころ温泉水がでているところがあってあたたかい。わたしが立ってる場所、石で円が作ってあるでしょ。ここはあったかい温泉。川で泳いだ後はここで体を温める。もー極楽ですよ、極楽!!

そこから和歌山市内へと戻り、木村さんのお宅にもう一泊させていただきました。和歌山市内に戻って、ビルに囲まれてる自分に気づいたとき、なんか吐きそーになりました(笑。やっぱここじゃねーな!って再確認。ホント、魂こもってないビル群ってぶさいくすぎる。あそこもむかしは緑生い茂る森とかだったのにな・・・って思うと泣きそうになりますわ。

翌朝、山利のしらす工場を取材してから帰りました。何度も言いますが、ここのしらすはしらすじゃありません。しらすだと思ってたべたらびっくりする。ふかふかとやわらかな釜揚げしらすを大量にご飯の上に乗せて、特製しょうゆで食べるその至福の時といったら・・・♡こちらは朝いただいた生しらす。色が透明でツヤツヤ。朝とったばかりのしらすをいただいた。おいしすぎました。あ、生しらすって、頭の先から足の先まで生で食べちゃうわけで、栄養とエネルギーがハンパないらしく、食べ過ぎはよくないそうですよ。ほんとにおススメなのでぜひ食べてほしいー!
山利オンラインショップ
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あ、そうそう、もう一つだけおススメを。山利のしらすの特製酢醤油があるんですが、そのお醤油を造っているお店に連れて行ってもらいました。創業大正9年の藤野醤油さん。
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さりげなく置いてある本。これだけで安心して買えるのがわかる。お砂糖も、未精製のさとうきび砂糖が売っていたり。名古屋から来ていたお客さんがいて、「お醤油はここの以外食べられない」って言ってた。つまり、「ここの以外食べられないしらす」と「ここの以外食べられない醤油」がセットになった山利のシラスは無敵ってことです。買ったお醤油まだ頂いてないですが、楽しみ。
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というわけで、ちょっと長くなりましたが、海もすごいけど、山もすごい。自然のエネルギー。心も体も開きまくる感じです。山ってすごく重厚なエネルギーのところが多いんですが、和歌山の山々は、重厚さの中にもさわやかさがあるっていうか、とても優しいエネルギーを感じました。日本の田舎ってすばらしい。これをなくしちゃいけない。都会はもういいよ。十分経験した。もう自然に戻るときなんだってば。それ以外にない。
カービー、カイルさん、誘ってくれてありがとう。
ナオカくん、運転おつかれさま!
木村さん、最高のガイドと突然の訪問なのに泊めていただいてありがとうございました!
戸田さんとたかみさん、途中で会えてびっくりした!
日本の旅をもっとしたくなりました。
おわり。