明日和歌山来れる?その壱








そう、金曜の夜、いきなり、「明日和歌山来れる?」って。

Beach Pressのボス、ハワイのカービーが、五月に青森の大間でまぐろの取材したクルーとともに和歌山で海女さんの取材に来てるから、また通訳やってほしい。と。で、カービーたちもここに来るのを決めたのは二日前。典型的なサーファーの行動。そしてその突然の招集に難なく対応し、土曜の夜には和歌山にいました(笑。

初日に泊めていただいたのは、和歌山で山利という釜揚げしらす屋さんをやっている木村さんのお宅。もうね、ここのしらす食べたらほかのしらすは食べられません。しらすであり、もはやしらすではない。しらす次元を超えたしらすです。
山利(ネットで買えるので食べてみて!!)

Photo:Kirbyphoto-422

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一日目のハイライトは海中ポスト。海底10メートル以上の場所にポストがあるんですが、防水ハガキで手紙が送れる。普通はスキューバで潜って投函するんだけど、ハワイのみなさんはもちろん素潜りで投函。素潜りで投函した人はいないそうです。ついでに、Go-Naminoriのデザイナーナオカまでほぼ強制素潜りさせられることに。まず、ポストがまったく赤くないので見つからない。水ちょっと濁ってる。しかし、ナオカは潜った!

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いつも不思議な事件ばかりおこすナオカさんですが(笑、見直したわ。ただ、わたしもちょっと潜って上からみてたんだけど、ポストの場所に到達した時点でもはや限界超えてたみたいで、海底で暴れてた(笑。そして、数時間後にミニ吐血してた((((;゚Д゚))))。命がけで投函してくれました。が、投函口が細すぎて、溺死三秒前で、ちゃんと入れられないまま浮上、最終的にちゃんと投函してくれたのはKIRBYでした(笑。この模様は、たぶんハワイの番組Hawaii Skin Diversで放送されると思う。波がないときに、こうして潜れるきれいな海が近くにあったらいいのにな。と思う。うちの近所の海は残念ながら潜るって感じじゃない。ダイビングのシミュレーションのため、車の中でどれだけ息止められるか計ってもらったら、2分8秒止められた。いがいと止められるのね。

さて、次に向かったのは、イルカ漁で有名になった太地町。The Coveって映画で物議を醸してるあの場所です。ほんとうはイルカ漁を撮影したかったんですが、今は漁の時期ではなくて、代わりに海水浴場。しかも、どっかで飼ってるクジラを一日2回放してくれて、クジラと一緒に泳げる海水浴場になってる。なんか、複雑な心境。
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イルカ漁をやっているときは、この海は真っ赤に染まる。右側の崖の裏側にも追い込む場所があるけど立ち入り禁止。道路には仮設交番まであって、かなりセンシティブになっているそうです。わたしはどんな理由があっても生き物を殺すことを良しとすることはできないんですが、ただ、ここには確かに歴史がある。地元の人が言ってたんですが、その歴史は何百年も前、殿様時代までさかのぼる。このエリアは平地がすくないので農業に向いていない。必要な栄養素を取るために、クジラやいるかを捕って食べることを殿様が命令したのがそもそもの始まりで、それがここの文化になっていったそうです。話を聞いた地元の人は、その起源も知らずに、ただやみくもに「野蛮な日本人」というイメージを広げるのはとても残念であると同時に、今の若い人はクジラの肉を食べなくなっているし、時代とともに文化そのものが変化していくのも仕方ないと言ってた。むずかしいね。

こちらは途中で立ち寄った「夫婦波」という観光名所。

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波が小さいのでわかりにくいけど、波があるときは左右から波が押し寄せて、ちょうど真ん中でぶつかって大きな水しぶきを上げるそうです。

恋人岬だけど全員男(笑。
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つづいて地元の方がダイビングに連れて行ってくれるというので、近くのポイントでダイビング。わたしはフィンがないのであんまり深く潜れなかったけど、海の中ってほんとに気持ちいい!住みたいとあらためて思いました(笑。ダイビングもいいね。冷えた体を温めたいと思っていたら、目の前に無料の足湯がありました
Photo By Kirby
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この日は、たまたまみつけたこちらのナイスなホテルに宿泊。一泊2食のバイキングと温泉つきで8000円くらい。部屋からの眺めがさいこーでした!
Photo By Kyle

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