沖縄は日本の縮図・・・な気がします








私のツイッターアカウント、フォローしている皆さんが原発系な方ばかりなので、タイムラインは常に原発&地震情報満載な感じになってるのですが、その中で、三宅洋平さんというアーティストがいらっしゃいまして、なんとなく、三宅さんのこのつぶやきに目が行きました。

赤い部分が沖縄の米軍基地

 「そんなに「絆」云うんならね、国土の0.7%の沖縄に米軍基地の75%がある、その痛みは分かち合わないのかな? 何十万人も殺された挙句に、日本の敗戦の痛みを日本じゃなくて、沖縄の人たちが背負い続けてきたんだよ。 瓦礫を分散させるなら、基地も分散しろと、沖縄は要求して良いはずだ。」

普天間基地の問題などはTVで取り上げられてるのでなんとなく知ってますが、私なんかは基本、なんとなく。なわけです。最近、うちの近所でも戦闘機だかなんだかしりませんが、上空を爆音ならしながら飛んでいくと、震度2レベルで揺れる度に、沖縄はこれがもっと酷いんだろうな。とか、ま、私の認識っていうのはその程度なわけです。

三宅さんのそのツイートにふと目が行った、昨日の夜、これまたふとTVをつけたら、もっくん主演の「運命の人」最終回が始まるところでした。沖縄のキレイな海が映ってて、その美しさに心奪われそのまま最終回を見だしたんですが、心から見て良かったと思いました。最終回だけでも見れて良かった。沖縄の闇をほとんど知らない私みたいなのにとっては素晴らしいドラマだったと思います。

常夏のソーキそばの島で、ゆるそうな人が住んでる島。でもよそ者、つまり本土の人間にはちょっと厳しい。行ったことないけど、引っ越しなさいと言われれば、是非。って感じ。これが私の沖縄に対するイメージ。基本ポジティブなわけです。あの島に闇があることは、少し知っているけど、あんなに深いものだとは知らなかった。沖縄の人は、戦争の傷をずーーーーーっと負わされたまま、今も癒えないその傷にずっとレモン汁を振りかけられてる感じ。なのに、本土の我々は、誰もが他人事としか思っていない。私もその一人。基地問題だって、他人事。知ってるけど何かしようと思ったことは残念ながらありません。沖縄の人が本土の人をよそ者として受け入れてくれない理由は正にそこなのではないかと思います。

知らない理由は興味がないからで、興味を持てない理由は情報が少なすぎるから。メディアがもっとちゃんと取り上げてくれれば、興味を持つ人も増えて、興味を持てば知ろうとするのが人間です。こんなに、日本国民の関心が薄いその大きな原因は間違いなく新聞やTVといった既存のメディアにあると私は思います。ああやって、現状を2時間のドラマにしただけで私みたいな単純な人間はすぐに興味をもつわけです。私としては、このBeach Pressっていうのはジャーナリズムだと思っているのです。ただゴキゲンな情報を発信するのではなく、海というフィールドで遊ばせてもらっている皆さんならば知っておくべき事を、興味を持ってもらう入口として、ちゃんと伝えていきたいのです。

沖縄問題、ってよく言いますが、何が問題かもしらないままその単語だけは良く聞いていました。沖縄の問題は、日本の問題です。戦争でアメリカに負けてから、日本は日本のようで、実は日本じゃない。何をするにもアメリカの顔色をうかがわなきゃならないのが日本なんですよ。先日のブログで、日本は変わらなきゃならないと言いましたが、沖縄が抱えている戦争という傷が開放されない限り、日本は変われない、それ位日本人全体で考えなければならない深い深い問題な気がしたのでありました