スノーデン:あたしがパソコンのカメラ隠すわけ








うちのコンピュータのカメラはこのとおり全部隠してある!飛行機で映画「スノーデン」見て、大至急隠した。ともだちに「カメラ隠さなやばいで!」ってこのパソコン見せたら、「そんなんあたりまえやろ」って言われて(こいつやるなw)って思ったことがある。

飛行機到着してしまって残りの30分くらい見れなかったので、あらためて「スノーデン」見てみたんだけど、この人が、具体的に何を知ってしまい、何を告発したのかがようやく理解できた。ひとことでいうならば、”めちゃくそおもしろい映画!”。正直、「アメリカの機密情報を内部告発した人」くらいの認識しかなかったんだけど、この映画、まぢ全員見たほうがいい。

日本の報道があまりにも薄っぺらい感じだったから、スノーデンが何を告発しようとしたのか、わたしみたいによくわかってない人がほとんどだと思うけど。2013年に内部告発して、現在ロシアに事実上亡命中の彼が何を暴露したのか、そして暴露しようと決意するまでに至った経緯もわかるし、アメリカのCIAとかNSAといった諜報機関がどこまで情報を把握してるのかを知ったら、もはやあたくしレベルの個人でさえパソコンのカメラ隠したくなる(笑)。いやまぢで。

とにかく、彼らは全部見てる。世界中の一個人、あたくしレベルのどうでもいい情報まで、見ようと思えばいつでもすべて見ることができる。パソコンのカメラは電源がオフになってても遠隔で起動できる。彼らのシステムを使えば、メール、チャット、SNSの内容、だれに電話したか、だれが友達か、友達の友達はだれか。とにかく、ぜんぶ丸見えすっぽんぽんだ。

「バレて困るような情報ないからどうでもいい」ってほとんどの人が思うんだろうけど、たとえば、たった一本のまちがい電話の記録を使って、なんの罪もない人を犯人に仕立て上げて捕まえることができる。って、そういう世界。そして、この情報監視システムが誰の役に立っているかといえば、結局のところ、軍事産業と周辺利権が潤うためなんだってよ。まあそゆことでしょう。

街中にはいたるところに監視カメラついてるし、パソコンも携帯電話も見ようと思えばいつでもすべて見られる監視社会にわたしたちは生きてる。危機感持たない人がほとんどだろうけど、この映画みたら、とりあえずカメラ隠そ。くらいにはなるんじゃない。あなたがなんらかの通信手段を持ってるなら、プライバシーなどまったくないと思って生きた方がいい。

ほんま〜。おそろしいわ。やつらはわたしたちをつねにコントロールしていたいのだ。冗談じゃないわ。たぶんほとんどの人がまったく危機感ないと思うけど、いったんこの映画見たほうがいい。あたくしのあまりにも怠惰な毎日を見られてはたいへん困りますので、カメラ隠してGPSはつねにオフくらいしかできないけど、そんな世界に組み込まれることだけはごめんだわ〜。やっぱジャングルに逃げるしかねえな。

まぢおすすめ映画!スノーデン役のジョセフ・ゴードン=レヴィットがまたいい味だしてるわ。スノーデンにしか見えない。破壊力なさそうなアメリカ人ナンバーワンw