感情の解放してるとかならず向き合わないといけない大きな壁のひとつが、自分の見た目と折り合つけること。太ってる、腹が出てる、顔がきらい、足が太い、お尻がデカい、ペチャパイ、痩せすぎ。など、体型の悩みは人それぞれで、どんなにうつくしい人でも自分の顔や体を100%受け入れられてる人は少ないと思う。
わたしもこの部分受け入れるのにほんと時間かかった。わたしが万年ダイエッターになったきっかけは、高一の1ヶ月イギリス留学。語学学校で出されるご飯がマズすぎたのがマズかった。うどんみたいに膨れ上がったパスタとか、味のしないでっかい茹できゅうりを毎日出され、それも食べるが満足感がないので、1ヶ月間キットカットが主食になった(笑)。
帰国の日。空港で久しぶりに会う母がわたしを見つけて開口一番に爆笑しながら言った。
「あらーえりちゃん、顔がお月さまみたいになっちゃってどうしちゃったのー!ww」
超美人の母はルッキズムを地で行く人で、スーパーひと重だったわたしはつねにブサイク扱いされてきたから、ただでさえ自分の見た目に自信がなかったのに、どうやら太ってしまったことを母に笑いながらバカにされた。あの瞬間心臓がドキーーーっとして、なんだかやべーことになったと思ったのは覚えている。意識の奥深くに(太ると笑われる)という恐れが芽生えちゃった瞬間だった。そっからわたしの食べないダイエットが始まった。
超食べ盛りの高一、極端に食べる量を減らして8キロくらいダイエットしたら、みんなに痩せたといわれるようになった。毎日体重測って、500gの増減に一喜一憂。太らないよう、とにかく食べないようにしてるのに、ちょっと食べただけで1kgなんてすぐに増えるという、超代謝の悪い体になっちまったもんだから、食べるのも怖いし体重計に乗るのも怖い。
そしてこんなに頑張って太らないようにしてるのに、久しぶりに会う人からは、もれなく「太った?」っていわれて、その度に、母に笑われた時感じたドキーーーっ!!を何度も感じていた。ようやくこの案件を解放し始めたのは多分40代半ばくらいだったと思う。きっかけは、ある日、酔っ払った友だちに「顔デカくなったなw」といわれたこと!失礼極まりねえ友だちだが、母にお月さまみたいな顔だと言われた時の恐怖が完全に蘇り、言われたことを引きずりまくってるうちに、(ちょいと待てよ。この状態は普通ではねえぞ。)と気づき、ようやく解放し始めたんだ。
この太ることへの恐れの解放と、自分の見た目を受け入れる作業はほんっとに時間がかかったし、このままで全然いーじゃん。って思えるようになったのはなんだったらここ数年のことだ。そして、不思議なことに、自分の肉体に安心していられるようになると、食べることが怖くなくなって、食べたいものを食べたいだけ食べるようになったんだが、そしたら、なぜか痩せてないのに「痩せた?」といわれることが増えてった。
ここに大きなからくりがあることは感じていたんだけど、この度いろいろ考えてみたところ、おもしろい理論ができあがった。
身体の地形を変える
体にはホメオスタシスといって、理想ではなく慣れ親しんだ状態にもどろうとする力がある。痩せたいのにどうしても痩せられない(太りたいのに太れない)ならば、その体重が今の身体にとって安定しやすい状態ということだ。体を地形と考えてみてほしいんだわ。波乗りでいい波がブレイクするには安定した地形が必要なんだけど、一度崩れた地形がなかなか戻らないように、体の地形を変えるのにも時間がかかる。
たとえば
「私は痩せられない」と思っている
なので、体重が増える経験にばかり注意が向きやすくなる
少しやせても(どうせまた戻る)と無意識に考えてしまう
すると、食生活、生活習慣なども以前の状態にもどりやすい
というように、無意識の思考と日常の行動が影響し合いながら「痩せられない」という慣れ親しんだ状態を維持する。太りたい場合も然り。
体の欲求に合わせて食べる
わたしは食べたら太るという不安を解放しながら、体の欲求に合わせて食べるようになったら食べても太らなくなった。これは、食べることへの不安が減ったことで、食事量や食べ方、食事内容といった日常の行動が変化したことが大きいと思ってる。
「食べてはいけない」が基準になっていた時は、体がつねに飢餓状態で、炭水化物や砂糖、油分といった太らせるものへの欲求は大きくなるばかりだった。そして必要な栄養が入ってこない体はそれを危険信号とみなし、コルチゾールなど、脂肪を溜め込みやすいストレスホルモンを分泌する。
それが、食べたいものをお腹が空いた時に食べるに変えたら、体が満足しているからか、甘いものへの欲求が激減し、無駄な脂肪が勝手になくなっていった。「私は食べると太ってしまう」から「私は身体の欲求に従って安心して食べられる」という状態へ変化した。
体験で信念を変える
感情を解放する時に核となるのが信念を見つけることだ。食べたら太る。太ったらバカにされて笑われる。これ全部信念。太れない人は「食べないと痩せてしまう」と思っているはず。通常アファメーションで書き換えていくのだけど、これをわたしはどうやら体験から書き換えていった。
食べたいものを、食べたい時に食べる。を始めた頃は、まだ太ることへの恐れがあったけど、その都度確実に不安と恐れを解放していった。感情と思考のトレーニングしながらの変化はかなりゆるやかだけどわたしの信念は確実に、「身体の欲求に従って安心して食べられる」に変わっていった。つまり、身体の地形が変わったんだ。これは太りたい人にも応用できる。太れない人は食べられないことへの恐れを解放しながら、食べられないことに安心を感じる練習するんだ。
それまでは、身体は「管理し、コントロールしなければならない対象」だった。それが、体の感覚を信頼しながら食べることで、身体との関係そのものが変化していったのだ。食べても太らないこと体が体験し始めたことで、思考レベルでも理解し、ホルモンや代謝などの肉体的な条件が変わり、身体の状態を左右するダイナミクスが変化したという感じ。
この流れを分かりやすくすると
恐れ・不安の解放をしながら食べ方を変える
↓
食べたら太る(食べないと痩せてしまう)という信念の変化
↓
安心感の増加
↓
食事行動のさらなる変化(体が必要なものを食べる、運動するなど)
↓
肉体ダイナミクスへの新しい入力(代謝が上がる、脂肪が減る・増えるなど)
↓
肉体の状態の変化(太りにくくなる・痩せにくくなる)
↓
新しい身体感覚と体験(食べても太らない・食べなくても痩せないという体験)
↓
さらに安心感が増える
安心して食べれば体重が安定するという経験を重ねることで、食べることは危険ではないという新しい信念ができあがったのが、わたしの身体の地形を変えたんだと思う。急激なダイエットなど、体の状態を無理やり変えようとする方法は、身体にとって危険信号でしかない。私たちは変わりたい!と頭では思っているが、じつは人間の無意識にとって変わるのは一番怖いことなんだ。だからできるだけ元の状態を保とうとする。でも、変わることが怖くないということをゆっくり体験しながら学んでいけば、意識は変化を受け入れはじめ、身体の地形を少しずつ変えてくれる。
つまり、安心して食べることがダイエットの成功の鍵で、これは痩せたい人にも太りたい人にも有効な方法だと思う。そのためには、食べること(食べられないこと)に関して解放できていない感情を解放し、安心して食べる(食べない)練習すれば、本当に理想とする体型になって、しかもそれを維持することができると思ってる。痩せたい人は食べることが怖い。太りたい人は、食べられないことが怖いはず。太りたいならば、まずは、食べられない状態になっても怖くない状態に持っていきたいのだ。
安心して食べるとは、
まずは第一に、体の欲求を聞く。
時間が来たから食べるのではなく、本当にお腹は空いているのかを確認する。それは本当に食べたいものなのかを体に聞く。わたしは頭の中で食べ物を想像したり、匂いを嗅いで確認してる。
体に必要なものを食べる
肉体を正常に動かすには必要な栄養素がある。ビタミン、ミネラル、食物繊維、タンパク質。バランスのよい食事をというが、ほんっとにそこでしかない。ちなみに私は日本人はお米の国の人なので、お米は最強だと思っている。
食べすぎない
これも体の声を聞く練習。わたしは早食いなのでついつい量を食べてしまうことが多かったのだけど、早食いでも体に(まだいるかい?)って確認しながら食べると食べ過ぎることはない。
毒を入れない
何をたべても構わないが、毒素は極力入れない。添加物まみれの加工食品には要注意。
身体を動かす
これやらないと意味ないから。身体動かさないとエネルギーが止まります。エネルギー止まると痩せるわけがない。
気をつけたのはこんくらいだわ。
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