わたしが24人のビリーミリガンだった








昨日は池袋で、Beach PressのブロガーでもあるYukiちゃんがやっている
期間限定ショップIkebukuro Beachに参加させてもらってました。
ヘナアートをやってる方も参加されてたので久しぶりにやってもらった。
黒くてすみません。

起きたら昨日より濃くなってた。

さて。私は昔から心理学とか、人間の心の謎にとても興味があり、
そういった本をあさるように読んでいました。
なかでもいちばん衝撃的だったのが、ダニエルキース著、「24人のビリーミリガン」
そうとう有名になった本なので読んだことがある方も多いのでは。

読んだことのない方に簡単に説明しますと、
多重人格者の話で、ひとりの人間の中に24人の別人格がいるわけです。
まず、核となる人格ビリーはほかに人格がいる自覚はない。
びりーは自殺したハズのに、死ねなかったことで、混乱します。
死ねなかったのは確かほかの人格のおかげだったはず。
それぞれの人格には憎悪、恐怖、苦痛などさまざまな感情の担当がいて、
そういう状況になると、自動的に担当人格と入れ替わる。
ってなハナシなんですが、めちゃめちゃ面白いので
読んだことがない人はぜひ読んでみてください。

で、これを読んだ当時、高校とかだった気がするんですが、
人間の精神活動とはなんと不思議なんだろうと衝撃を覚えました。
さて、あれから何十年、なんと、
自分もビリーとほとんど変わらないということに気づいた四十路の夏・・・

インナーチャイルドって聞いたことありますでしょうか。
よく、「傷ついた内なる子ども」とか言われるんですが。
精神世界系ブログなんかではよく取り上げられる題材です。
わたしも、何年も前からインナーチャイルドという表現があることはしっていたし、
それが意味するのは「自分がかかえている傷ついた感情の子供」
ということもわかってるつもりだったんですが、、
まあ、何を読もうが、「そんなもんは私にはいないわ」
とずっと思ってた。基本的にゴキゲン思考だし、傷ついた感情なんてないわ。と。

ところが、これが、ありまくる。
傷ついて、そのままにして、ないことにしてきた感情が
ほじくればほじくるほど出るわ出るわー。

ああ、インナーチャイルドってこの子たちのことだったんだ。
と、最近ようやく納得した。
そしてつまり、このインナーチャイルドは
ビリーが作り出した別人格達となんら変わらないんじゃないかと。
ビリーはきっと極端な例だっただけで、
わたしたちは、だれでも別人格を潜在意識の
はるか彼方にしっかり鍵をかけてとじこめてると思う。
innerchild

わたしは特にとじこめるのが上手かったから、
そんなものが存在するなんてありえないと思ってたし、
自分は感情的に100%クリアでございます!とずっと思ってたのです。
でも、とじこめてる限り、彼らは出てこようとする。存在感を主張します。

ここ数年でやっと彼らの主張らしきものに気づくことができはじめた。
そして気づいてあげたら、みるみる彼らが主張しなければならない状況が減りはじめた。
まだまだ癒しきれてない部分はいっぱいある。
でも、自分のまわりで起きていることに注視すれば、
癒されなければならない部分がどこなのか見えてくるわけです。

傷ついた自覚がある人もいれば、
わたしみたいに、全然自覚がない人もいると思う。
でも、どっちにしても、
その傷ついた感情を受け入れ認めていないかぎり一緒なんです。
で、それって普通にこの現代社会を生きてきた人間なら
無意識にできることではなく、
意識的に自分の内側を調査しないとできないと思う。

癒し方や、気づき方についてはこのブログでも
ことあるごとに書いてきたのでまた見てみてください。
とくに笑えないお笑い禅問答にてw