服薬のホントの意味








日本では、高度経済成長と共に、エネルギーは石炭から石油に代わって、なんでそんないろんなものに変身できるのか知らないけど、石油からは、薬品からプラスチックまで、それはそれはさまざまな人工成分がつくられるようになって、わたくしたちの地球はいつの間にやら人工的な化学物質で、毒まみれになっちまいました。

もはや毒物飽和状態な地球におきまして、衣類の染料がものすごく大きな汚染原因のひとつとなってることが最近分かってきた。化学繊維を化学的な染料で染めているものがほとんどじゃあございませんでしょうか。去年茅ヶ崎で行われたSUPの大会用Tシャツに使用されていた薬品が原因で、火傷様のアレルギー反応が起きてしまいニュースでも大きく取り上げられましたのは記憶に新しいんじゃないかと思います。まあつまり、あのTシャツだけでなく、化学的に処理された衣料品には(ほとんどそうですが)、潜在的にそういった危険性があるってことじゃないかと思うのです。

そんで、まあ、わたくし、バリで草木染めに出会いまして、とりあえずやってみっか。ってことで素材、染料すべて天然なものを使ったアパレルラインを、日焼け止めブランドSURFYOGISから発信することに相成りまして、絶賛納品待ちナウなんですが、想定内の当然のバリタイムでだいぶ遅れそうな気配!w

(日本の夏は短けえんだけど、早くしてくれると助かるぜ。)なんて思ってたところに、茜染め体験しませんか?ってお誘いが来た。染め物の取り扱いおっぱじめたんだから、自分でもやってみた方がいいにちがいないと思ってやってみたら、その工程の手間ヒマの多さに、こんな面倒なことやってもらってるんだということに気づきまして、こりゃなんとありがたいことだ。気長に待たせていただこうと思ったのでした。

天然の染料には草木を使いますので、それぞれの植物が持つ薬効みたいなのがございます。以下茜の薬効。

「漢方では、通経・浄血・解熱・強壮薬として使われます。また、ヨーロッパには別種のセイヨウアカネがあり、腎臓結石・膀胱結石の薬として使われています。 」
http://www.aldebaran-well.com/Herbs/akane.html「 「衣服は大薬」という言葉があるように、服は薬であり、皮膚から直接、びわ、ちょうじ、藍、茜などの薬効を取り込むことを「服用」と言いました。茜(あかね)は赤い根。そこから生まれる茜色は私たちが胎内で見ていた色といわれ、深い安心感をもたらしてくれます。茜は漢方薬としても使われるほど、薬用効果の高い植物で、保温作用もあり、浄血や造血など血液にまつわる薬効があることから、古来より女性に有効な植物として重宝されてきました。」
http://fukikobo.blogspot.jp/p/products.html

ちょっと奥さま聞きました?服薬ですって。そういえば、薬を「服用」って言いますもんね。言葉の語源や昔の人の知恵って生活に根差したものが多いですが、肌に直接まとうものは、それくらい人体に影響があるってことなんじゃないでしょうかね。とくに、尻エリア、粘膜に直接当たるおパンティなどはほんと要注意だと思っております。

このたびの茜染めに使ったのはインド茜。
染の工程はこんな感じ。
1.染料を煮沸して色素抽出
2.布の地入れ(繊維に水分をしみこませ、ムラができないようにする)
3.染浴で染色
4.水洗いをして余分な染料を落とす
5.媒染浴で媒染する(媒染とは、色素を発色、定着させることで、金属製の液体を作っておきます)
6.水洗いして媒染剤を落とす。

これが原料の茜。これを煮出します。

染め方にもいろいろあって、今回は板染め(だっけ?)と絞り染めを教えていただきましたよ。この3~6をくり返して、染め上がりの発色を調節するんだけど、これにまあ時間がかかるわけでございますよ。昼から始めて、終わったら夜になってたわ。バリの工場ではこれを何百枚もやるんだ。って考えたら、なんと面倒くさい手間のかかる作業でございましょう。って心から感謝できました。自分でやってみてホントよかった。

衣類の染料って、相当な毒薬が使われているようでして、草木染めやってる友人も、「猛毒染料を職人は素手でさわり早死に確定で、その染料がそのまま川へ流れ海へとそのままいっちゃうのだ。それを過去に実際見て川の汚れと職人の手に ビビった」と言ってたし、こんな記事もみつけた。

■最近、中国製の服を購入した人たちから、「着たら肌がかぶれた」といった声が続出している。なかには、激しく肌がただれるという事案もある。
■サンプリング調査を行った結果、中国製の服の約50%が安全基準を満たしていなかった。
■北京工商局が行った検査では、市内で売られていた製品から発がん性のある芳香アミンが含まれるアゾ染料が検出されている。芳香アミンは皮膚から吸収され、体内でがんを発生させる恐れがある。
■広東省の調査でも芳香アミンが含まれるアゾ染料を使用した子供服が多数見つかっている。最近5年間で安全基準を満たしている製品は約60%だ。
http://biz-journal.jp/2015/09/post_11545.html

そんで、何が悲しいって、その解決策が

これらの布地に含まれる危険物質は水溶性が多いため、中国製の服は一度水洗いしてから着用すると危険を低減できる。

日焼け止めでもなんでもそうだけど、とりあえず水に流すんだよね。なぜか。自分には直接使わないようにするけど、水には流してオケー!という謎のロジックがまかり通ってる地球ナウ。まあ、そういう私も、現状毒薬染め衣類まみれで、それ洗濯するたびに同じことやってんだけど。

なんとかしなければなりませぬ。そのためには、とりあえず自分が着るものは自分で作ろ。徳島では心の友が藍染隊長やってて、つい最近とうとう藍染基地をOPENしましたし。バリの友達も草木染ビーチブランドを立ち上げる準備中。草木染気持ちいいよ。圧倒的に。着てて罪悪感ないし。すべてが一気に変わることはないけど、ちょっとずつシフトしていってるね。すでに。
http://inbetweenblues.jp/


最後に藍染め祭りの写真どぞ。

これ絞り染め。布を折りたたんで、中に割り箸つっこんで輪ゴムでしっかり止めていきますと、輪ゴムの部分は染まらない。これまた手間のかかる作業でございますが、染め上がって広げた時の感動がすばらしー。奥にいるのは宮古島からやってきた宇宙人ww

真っ赤な血液としか思えないこちらの液体に、染めたいものをブっこんで20分くらい待ちます。

シャーベットオレンジみたいな色から、とても深い赤まで。漬ける回数と、素材によって染まり具合がこんなに変わります。なんとうつくしー色なんだ。

わたしは腹巻きと綿素材で板染めやってみた。左がヘナ染め中で鉄腕アトムみたいなってるせんせ。

最後は宇宙人と茜足湯。あたくし、マニキュア持ってないことが先日発覚したんだけど、茜足湯のおかげで爪がきれいな茜色にしばらく染まってたわ。