15歳でプロサーファーに。サーファーガール水野亜彩子2

プロサーファーとして、若干18歳にして既に彼女は世界を見ています。これまでに訪れた国は、オーストラリア、バリ、タイのプーケット、ポルトガル、フランス、アメリカ、エクアドルとメキシコ。

「波はメキシコのサンミゲルが本当に良い波でした。エクアドルは結構治安が悪くて夜は山賊が出るとか言われたのを覚えてます。街として楽しかったのはカリフォルニアかな。」

18歳にして試合はもちろん、雑誌の取材などで様々な国を訪れたことがある水野さんは普通の女子高生では出来ない様々な経験をし、旅から学ぶことも多いと言います。

「今まで行ったことがあるのは、オーストラリア、バリ、タイのプーケット、ポルトガル、フランス、アメリカ、エクアドルとメキシコで、波はメキシコのサンミゲルが本当に良い波でした。いろんな国に行って私が一番学んだのは、それぞれの国や人によって色んな価値観があって、自分が今まで正しいと思っていたことが正しいわけではないんだなってこと。色んな意見に耳を傾けるって大事だなと思うようになりました。」

“国や人によっていろんな価値観があって、自分が正しいと思っていたことが正しいわけではない” 普通の高校生には学べない感覚です。
サーフィンには、その人特有のスタイルというものがあり、遠目にでも、波に乗っている姿を見れば誰か分かると言うものですが、最近のプロサーファーは女子でもエアーを決めたりと本当に男子顔負け、アグレッシブなスタイルが目立ちますが、彼女はどんなスタイルを目指しているのでしょうか。

「私は男も女も関係なく、やはりアグレッシブに攻めるスタイルに憧れます。女の子でもこんなことが出来るんだっていうサーフィンが目標です。シルヴァナ・リマとかカリッサ・ムーアはこんなことが出来ちゃうんだ!って、見ていて本当に楽しいしすごいと思う。サイズが大きいと怖いと思うこともあるけど、でもいつかパイプでスタンドアップでチューブに入れたら気持ち良いだろうな!っと思ってます。」

サーフィンに限らず、どんなスポーツでもそうだと思いますが試合というのは技術はもちろんメンタルが強くなければ勝てなかったりします。技術を競い合っているようで、その実精神的な駆け引きの部分が大きかったり。どんなに上手くても精神的に弱いと勝てないって言いますよね。彼女なりの必勝法はあるのでしょうか?

「試合で勝つコツ?そんなのあったら教えてほしいです!勝てば最高の気分だけど、負けると結構落ち込みますよ。でも負けたときの方が学ぶことが多いんです。何がいけなかったのかを考えるきっかけになります。それに試合をやってるおかげで友達が増えたし、色んな場所に行けることはやっぱり試合を回ってて良かったなと思います。試合は緊張するけどコンテスト中でも波に乗れれば気持ち良いのはかわらないし、最近はリラックスして試合を楽しむようにしてるんです。」次のページへ続く