Beach Girls File #02
Pro-Surfer Asako Mizuno
昔のプロサーファー(女子ですよ)と言ったら、それはもうアスリート然とした体格の、いかにも強そうな感じの人が多かった気がするのですが、最近はワールドツアーをまわるプロサーファーの低年齢化が目立つようになり、とにかくなんだか若くてかわいいおしゃれな女の子がたくさんいますね。個人的にはカウアイのアラナ・ブランチャードなんて、もう女神にしか見えません。サーフ業界全体がそんな流れなのか、もちろん日本のサーフシーンにも若くてかわいい女の子がどんどん増えてきましたね!かわいい若い子がフィーチャーされるのはサーフ業界にとっては追い風。「サーファーガールってかわいい!あたしもなりたい。」って思ってくれる女の子がどんどん増えるわけですね。人口が増えれば業界も盛り上がるというわけでBeach Pressが今回インタビューをお願いしたのは湘南在住の水野亜沙子さん。どうです。こんなステキなサーファーガール。
水野さんがサーフィンを始めたきっかけは友達の男の子。小学校4年生くらいの頃、ずっとサーフィンをやっていた友達の男の子に誘われたのが最初。もちろん地元鵠沼で、最初の波は腰くらいのだらだらとした、初心者に最適な感じの波だったらしいのですが、とにかく楽しくて仕方なくてすぐにはまっちゃったそうです。サーフィンって、はまっちゃうひとは大抵はじめて乗ったその波ですでにはまっちゃうものなんです。そんな彼女はまだ高校生。普段の生活はどんな感じなんでしょうか?
「学校があるときは学校に行く前にサーフィンして、夕方もあれば波乗りしてます。学校は家から10分位で8時半に行けば良いので、朝一でサーフィンしたら、髪とか乾かさないでそのまま学校へって感じです。休日はとにかく一日中サーフィンしてます。波がないときはランニングもしています。」
学校が山の上にあった私には考えられない世界です。まだ高校生の彼女ですが、実はすでにプロサーファー。15歳でプロになったらしいのですが、この年齢で自分の将来を決めることが出来るっていうのはどういう感覚なんでしょうか。15歳なんて、ほとんどはまだ自分が何をしたいかなんて全然見えていないはず。プロサーファーになろうと思ったのはなぜ?と聞いたらとても単純明快な答えが返ってきました。
「小6位からコンテストに出るようになって、最初はもちろん全然勝てませんでした。負けると悔しいけどサーフィン自体は楽しかったし、次は絶対勝とうって思っていました。中学に入って地元の大会で勝つようになって、やっぱり勝つとすごくうれしいし、試合で勝つためにはプロになるのが一番だと思ったので。」
勝つとうれしい。そして勝つにはプロになるのが一番の近道。ねっからのコンペ体質だったんでしょう。勝つのがうれしいっていう感覚がなければコンテストサーファーは難しい。サーフィン好きで上手いというだけでプロになってコンテストに出ても全然勝てないサーファーもいっぱいいるのです。 次のページへ続く