さよなら有機。グッバイオーガニック。








花粉飛んでるらしーじゃん。あたし治っちゃったからね。あと、そいえばアレも治った。頸椎症。完治。NOビリビリ。2か月で治ったよ。そーいや、最近腰もとっても調子いいな。私はつねにNO医者。NO薬。たまにホメオパシー。医者には死にかけ3秒前にならないかぎり行かないね。わざわざ病名つけてもらうためにお金払いたくないわ。 ネットにはさ、″頸椎症は治らない”とか書いてあったけど、医者に、「完治はないでしょう」とか、「一生おつきあいして行きましょう」とか言われても聞かないほーがいいね。人間には恒常性っていうのがありますから。つまり、体はつねに元の元気な状態に戻ろうとする。じゃなきゃ、ナイフで切った傷口が閉じるわけはない。不治の病なんてないさ。全部治る!

で、その元気になろうとする力を最大限発揮するには、健康な心と体が必要で、そのためにはやっぱ食べものって大事よね~。なんて話をいつもしてるけど。先日、友だちに誘われて、ナチュラルシードマイスター協会ってとこがやってる、シードセミナー「土編」っていうのに行ってきたよ。藤沢にある、大好きすぎる、おいしすぎるほうとうのお店へっころ谷にて。食の安全の根本を追求しはじめると、結局行きつくのは「種」。で、種、土、農法について学びましょうという3回講座で、基本的に自然農とは何かを教えてくれます。

わたしは農園脱落者ではありますが、興味はある。実践はどーやらあんま向いてないけど、農のシステムには興味あるし、なにより野菜好きすぎなんで・・・ってなことをかつてSNSに書いたら、見知らぬ人から、「農業もやらずに地球のこととか語ってんじゃねーよ!」ってなコメントされたこと思い出したわ。農業やらないと地球のこと語っちゃいけないというロジックがちょっとわかりませんが、また怒られんのかなww こえ~よ~。農業やってます!とかちょっとかっこいいけどさ。向いてないもんは向いてない。仕方あるまい。

パプアのジャングルの奥に突然現れた農園。何が植わってたのかわかんないけど。だいぶ自然農なハズ。

で、すんごい色々教えていただいたんですけど、また簡単にまとめてみるね。家庭菜園はもちろん、畑やってみたいって思ってる人にはとても役立つ講座でしたよ。

まず、なにより大事な種は、簡単にいうと在来種の種をぜひ。ただ、悪者扱いされるF1種にも2種類あって、まず、交雑種っていうのはただの掛けあわせなのでとくに問題はない。問題なのは交配種。これは次の種が取れないようになってるので、種を買いつづけさせられる&人体にどんな影響があるかわかんないやつ。ただ、交配種をつくる技術自体かなりハイレベルだから、普通にはあんま流通してないそーです。

で、土なんですけど、まあ、ひとことで言うならば、土というのは本来微生物の固まりで、その微生物たちが、太陽とか水とか糞尿といった要素とともに、自然の完璧なシステムの中に組み込まれていれば、勝手にいい土になるってことでした。

おわり!!

的な話なんですけど。細かく話し出すとだいぶ長くなっちゃうから、ほんと、申し訳ないくらい簡単に説明します。

大事なのは、とにかく微生物が快適に生きるための環境をつくること。微生物たちはつねに人工物を分解して、地球の浄化に日々励んでらっしゃいます。で、土の表面が好きな微生物もいれば、深い所に住んでるのもいらっしゃいまして、絶妙なバランスを保って生きてるところを、耕してごちゃまぜにするとそのバランスが崩れちゃうんだって。

あと、肥料ってどんどん堆積して、固い耕盤層っていうのをつくってしまう。すると、根が耕盤層までしか伸びない。本来ながーく伸びた根そのものが肥料となるのに、根が途中までしか伸びないから、肥料を入れつづけなければ育たなくなる。

とくに根の先端にはムシゲルさんっていう根粒菌さんがいらっしゃって、光合成って、じつはこのムシゲルさんの為のものなんだそーです。光合成から栄養をもらったムシゲルさんたちが、代わりに作物に栄養を還元してるんだって。だから根が思いっきり伸びるための土づくりが大事。

この自然のバランスを崩さない農法が、自然農という農法。人間が手を加えなくても勝手に循環する農法。農地借りるなら耕作放棄地がいいというのは、この自然バランスに戻ってる可能性が高いからなんだそうですよ。放っとけば、地球は勝手に元に戻る。人間といっしょだね。恒常性。

ただ、慣行農法の農地でも、土の力を取り戻すことはできるそうで、たとえば、マリーゴールドや大豆は土を浄化してくれます。慣行農法から自然農に移行すると、最初の3年くらいは収穫が減りますが、それ以降は収穫量も増え、作物の形も整っていくんだそうです。

で、講座の最後に、有機農法と自然農で作られたほうれん草とジャガイモの食べ比べがあったんですけど、味がぜんぜんちがった。有機の方があきらかにえぐみが強い。みなさんオーガニックにすっかり踊らされてますけど、有機は肥料入れてますからね。結局。それに、アレよ。以前インタビューした女農業道の直井さんも言ってたけど、有機肥料=(たとえば)牛糞=遺伝子組み換えトウモロコシ食った牛の糞=遺伝子組み換え有機肥料。だったりしますから。

オーガニックという言葉が一人歩きしちゃってるので、″オーガニック″ ″有機″なら安心と思ってる人も多いと思うけど、”有機”と謳える農薬もいっぱいあるし、抜け道いっぱいよ。有機JASってついてれば安心と思われてるから、有機有機ってなってて、逆に自然農が浸透しづらいのが現状。じっさいスーパーの有機野菜とか、個人的にはなんか違和感満載で避けてるw なんか、すぐドロドロになるんだよね。なんなのあれ。

結局けっこう長くなっちゃったけど。現在わたしの農園ではプランターにイタリアンパセリとローズマリーがボーボーに生えてるだけだけど、とりあえず知識はまた増えた。

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