そんなこんなで、バリに帰って来て3日後、九月に鎮火したはずのアグン山が、なんとわたくしのおたんじょーびに噴火しはりました。そんなエクストリームな祝い方していただかんでもええのに!!
いろんな方から大丈夫?ってご心配いただいております。ありがとうございます。わたくしがいるエリアは、現状直接的な影響はありませんが、避難区域はかなり大変なことになってます。自然の強大な威力を前にすると、いつもあんだけえらそうにしてる人間という存在が、あまりにも弱すぎることを再確認させられますけど、それでも自然は偉大で荘厳でうつくしいとわたしは思う。人間は自然の一部だということを忘れちゃいけない。自然の雄大な動きを止めることなんてだれにもできない。わたしは目の前で起きることを死ぬまでたのしみつづけるだけだ。
火山の状況にもよりますが、わたくし、これからクリスマス前までバリにおりまして、クリスマスと正月はオーストラリア放浪予定です。去年の年末に初めて2ヶ月ほど日本を飛び出してみたら味をしめてしまいまして。結局2017年はたぶん3ヶ月以上日本におりませんでした。
わたくしはそもそも根無し草体質なので、ずっとひとつの場所にいると飽きてきます。20代を海外で過ごして、30歳くらいで帰国、それから10年以上日本にスタックしてましたが、ずっと日本脱出したい病でした。そんなとき物価が比較的安いインドネシアを発見してしまい、ここなら長期で行けるってことで、すっかり放浪癖が戻ってまいりました。
わたしは基本日本(とくに湘南)大好き人間なので、こうして湘南ベースにいろんなところにフラフラ出かけられるのは理想的ですし、なにより、こんな自由きままな生き方ができるようになって、ほんとうに幸せでございます。10、11、12月は衝撃的にヒマなのです。ヒマなのに寒くて日も短い日本にいる必要もないし、去年はじめて2ヶ月飛び出してみたら全然問題なかった。どんだけヒマなんだよってハナシですが、わたしはこのライフスタイル最高に氣に入っております。って言っても、バリでの仕事が増えたので、こちらで来年の準備など着々と進めておりますけどね。
スマトラで同じキャンプにいたフランス人たちも、みんな数ヶ月単位で滞在してました。ヨーロッパの人は長期滞在型が多いです。こちらの4人グループは、スマトラの後はしばらくバリだって言ってましたし、
こちらの別のおフランス3人チームもとりあえずスンバワ行って、その後は決めてな〜い言ってました。みんなビアリッツ在住。フランス語教えてる先生は11月から3月までは働かないって言ってたし、サーフスクールやってる子は一年の半分しか働いてないって言ってた。
インドネシアには、こういうナゾの自由人がいっぱいで、彼らの生き方を見るたびに、日本人ってほんま働きすぎやと思うのです。若いから、家族いないからできんだろ。と思う方も多いかもしれませんけど、謎の自由人たちは、年齢も家族構成もてんでバラバラです。私財売り払って一家全員で世界旅行してるとか、ザラにいますから。「そうしたいからそうした」人ばかりだ。1日8時間+残業×週5日働くなんて、洗脳だわ。
フランス語の先生に、
「日本人は会社で働いてると有給休暇もあるけど、なかなか取らせてもらえないし、代わりに国民の休日はけっこうあるけどその時にしか休めないから、バケーション行くのも人だらけ&お金かかるしたいへんなのよー」
って言ったら、
「フランスの会社でそんなんだったら暴動起きるわ!!」って言ってました。
まあ、あくまでもわたし目線の生き方の選択肢ですので、何が正しいかは人それぞれですが、わたしには彼らのような生き方は豊かに映るのです。なにはともあれ日本人はもっと自由になればいいのにとわたしは思います。マジメすぎるわー。日本人。インドネシアみたいに、生活のインフラがまずガタガタな国に行って日本に帰ってくると、日本って本当に住みやすいしすばらしい国だと思うけど、反面、マジメすぎるし、ルール多すぎるし、ルールに従うのが当然なところとか、集団から飛び出してると変人扱いなところとか、そういうのはとても窮屈な国だなーと思いますねん。そこどうでもええやん?!細かっ!!ってことが多すぎる国だ(笑)
わたしがこういう旅をする最大の理由は、良い波よりも、いろんな生き方をしてる人に出会うことなのです。波がよければそれはプラスアルファだけど、今回のスマトラなんてずっと波小さかったし、波当てたかって言われれば、はっきり言って当たってないけど、この旅は大当たりの旅だったんだ。一年の半分しか働かないフランス人もいれば、わたしにとってはいい経験な水シャワーしかない最低限な生活も、ここにじっさい住んでる人にとっては死ぬほど大変な生活なのだ。
世界にはいろんな人がいて、それはそれはいろんな生き方がある。見知らぬ世界を垣間見ることで、自分がどれほど恵まれているかを知ることができるし、逆に、ああ、こんな生きかたしてもいいんだ!!って思えたりする。同じ場所にずっといて、同じ人にずっと囲まれてたらそれは見えてこない。だからわたしは飛び出したい。おなじみの仲間と行く旅もいいけど、たまには1人で見知らぬ世界に突入してみるのもおすすめですわよ。あなたの知らない世界が見えてくる。
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