憧れのカリフォルニア -カサカサ編








二泊四日だと思ってたカリフォルニアに三泊五日で行ってまいりました。20年くらい前に一度行ったんですが、買い物したことくらいしか覚えてないし、最近カリフォルニア流行ってるからちょっと見て来たけど、ま、都会でした。ジャングルラブなわたしのタイプではなかったかな(笑)。カルチャーとしては面白んだろうけど。なにより物価が高すぎるわー。時差もやばい。う●こさんが、すごい時間にこんにちわw そして乾燥激しくてカサカサの刑w

都会すぎてわたし的にはサーフトリップのデスティネーションとしては定番リストに入らないけど、たった3日間でとてもすばらしい経験させていただいたんですよ。今回は取材で同行させていただいたんですが、以前ブログでもご紹介したことがある湘南出身のサーファーによる「OCEANTREEプロジェクト」の石川拳大くんが、VISSLA主催のゴミ&廃材を使ったサーフボード制作コンテストのファイナリストに選ばれまして、その授賞式に参加させていただいたのです。

詳細はサーファーズジャーナルにてレポートさせていただくことになると思いますが、世界中から集まったサーファー達がゴミでつくったサーフボードはなかなか見応えございました。ゴミの発泡スチロールとコルクでつくったこちらのボードが石川くんの作品でございます。

そして、二日目は、古代ポリネシアンが波に乗るのに使っていた、木製のアライアと呼ばれるサーフボードを現代に蘇らせたトム・ウェグナーさんの弟、ジョン・ウェグナーさんの工場にお邪魔しました。とりあえず仕事場見学させていただければ、という程で行ってみたら、なんと、アライアのシェイプを最初から最後まで拝見させていただくというすばらしい機会に恵まれてしまいました。石川くんはこの木製サーフボードをテーマにした映像を、パートナーの映像作家八神鷹也くんと作ってるんですが、巨匠に教わりながらアライア作ってしまいました。

この、でっかいまな板が、

最終的にこうなったんですが、その行程は、まさに「職人技」のひとことで、なんといいますか、ただの板が波に乗るためのマシーンへと変化していく様子はただただ感動的であり、ジョンさんと石川くんの手が加わるたびに、板に命がやどっていくというか、板がとっても喜んでるのが伝わってくるのですよ。ホントに。板がなんとも楽しそうにシェイプされているのが微笑ましすぎて、一人ニヤニヤしてしまいました。

これを見て、やっぱりサーフボードはグッドバイブスなサーファーが削ってくれるのがいちばんいいなと改めて思ったのです。工場で大量生産されるサーフボードだからって調子わるいわけではないと思いますし、じっさいわたしが所有してるそういうサーフボードも調子はいいんですけど、やっぱり、この手で削られたサーフボードというものには、完全に魂入りますし、バイブレーションが全然ちがうと思うのですよ。

こちらの模様は、二人が制作している映像作品でごらんいただけると思いますので、ぜひたのしみにしていてください。

というわけで、わたくしのカサカサカリフォルニアトリップのご報告でございました。今月ほとんどブログ書いてないw なんかネタが降りてこない。ま、すっかり秋モードでだいぶヒマになって10月はゆっくりさせてもらいました。11月後半から二ヶ月ほど逃亡予定ですので、これから3週間で仕事やっつけます。