何が問題かって








それは、知ろうとしないこと&無意識すぎることだ。この世のほとんどの人は意識不明の重体だ。

みんなが大好きなバナナ。収穫時に最大40%が廃棄処分!

スーパーのサイズ規制が厳しすぎて、規制外のバナナは全部捨てられるらしー。どおりでスーパーに並んでるバナナはみなさんみごとなまでに同じような形でサイズなわけだよ。食卓でできるだけ食品を廃棄しないようにしても、食卓に届く前に鬼廃棄されてる。

それから、この記事もひじょうに興味深かった。
「屠殺場で働く 」
http://jp.vice.com/lifestyle/working-at-a-slaughterhouse-is-as-gruesome-as-you-thought
イギリスの屠殺場で働く外人のコラムなんだけど。

実際のところ、私はとてもやりがいのある仕事だと思っている。出勤し、動物を殺し、解体する。そして食べる。化学物質も保存料も使っていない肉だ。最大の問題は、食べ物がどこから来るのか誰も知らない状況だ。誰も過程について考えようとしない。

わたしは肉はほんとにほぼまったく食べなくなった。日本でベジタリアンやるのって至難の業だから、出されたら食べるけど、食べたら具合悪くなる。バイブスが合わなさすぎて食べれなくなった。いつも言ってるけど、わたしは肉食反対っていうより、食肉産業反対派だ。食べられるために生まれて、劣悪な環境でテンションダダ下がりのまま生きて、最後には恐怖と不安と共に殺されるわけでして、そのバイブスをわたしの体は受けつけなくなったらしい。

こないだ友達が、そろそろ子どもに屠殺場見学させようと思ってるって言ってた。ただしいと思う。どういう過程を経てこの肉の塊が食卓に並んでいるのかを見て、納得して、それでもおいしいから食べるっていうならそれはその人の正しい選択だと思う。

フェアトレードはより良いシステムをつくるのに必要なステップだ。ぼくらは知ることによってもっとよくできるはずだ。

衣料品も同じことだわ。先日ベッドカバー新調したら、ケミカル臭すごくて、(やっちまったー)と思ったよね。パタゴニアの試写会で、フェアトレードのビデオも見せてもらったんだ。フェアトレードというのは、人件費が安い地域の人たちにもちゃんと仕事に見合った給与を直接支払おうっていう仕組みなんだけど、そのビデオの中でデイブ・ラストビッチが言ってたよ。

「衣類はもちろん、サーフギアすべてにおいて、それがどのように生産されて、どこからやってくるのか。そこに透明性はほとんどないし、情報も少ない。業界において、その部分は秘密の部分なんだ。目をそむけていたい部分なんだ。」

まあそゆことだ。問題はそこなんだ。見たくないし、見ても見なくても、完成した製品は目の前に差し出される。その製品が完成するまでどのような過程を経てきたかを見ることによって、ゲロ吐きそうになるくらいなら、見ないで消費してる方が気分はよい。

だから、わたしは自分がとりあつかってる製品には完全なる透明性を持たせたいと思ってる。今回つくったSURYOFIGSのアパレルにかんしていうならば、オーガニックコットンを使ったシリーズは、染めは草木染めだけど、ロゴプリントはケミカルだ。そして、オーガニックバンブー素材を使った商品は、素材はオーガニックだけど染めはケミカル。バンブーは草木染めでは染まらないんだ。

自分が使っているモノや食べものが、自分の目の前に現れるまでに、どのような過程を経ているのか。どれくらい環境に影響与えているのか。そういうことを気にかける消費者になりたい。