低血糖は糖尿病予備軍:低GIココナッツシュガーのポテンシャル

白砂糖摂取をやめている、というと、皆さん口をそろえておっしゃるのが、「じゃあ料理には何を使ってるの?!」ということ。みなさん!世の中の甘味料はサトウキビだけではありません。探せばいくらでもある。何も困ることはありません。ただ探していないだけ。なので、本日は私が探したおすすめの甘味料をご紹介。

の前に、糖分と健康について知っておいてほしいことがあるのでぜひ読んでみてください。白い砂糖の弊害については、何度もお伝えしているとおりではありますが、白砂糖を摂取することで生じる弊害のひとつが、血糖値を「急激に」上げること。血糖値を急にあげるのがなぜそんなにいけないのか。ですが、簡単に説明いたします。

【低血糖と高血糖の危険な関係】
最大の弊害は、急にあがった血糖値を標準値に下げるために、すい臓が酷使されること。白砂糖の摂取によって血糖値を急にあげると、すい臓がインスリンをだして血糖値を下げようとします。が、これを毎日くりかえしていると、すい臓がオーバーヒートして、基準値よりも低い値まで下げてしまう。この、下げすぎた血糖値をもとに戻すことができず低い状態がつづくのが低血糖。

低血糖は体に悪いだけでなく、精神を不安定な状態にもすると言われ、よいことなし。しかも、低血糖がつづくと、血糖値を上げるためにさらに甘いものを欲するようになり、そうなると、もはや砂糖中毒です。するとすでにオーバーヒートぎみのすい臓の機能がどんどん弱まり、今度は、急に上がる血糖値を基準値より高い値にしかもどせなくなり、高血糖になってしまう。それが糖尿病。つまり、低血糖は糖尿病の予備軍。血糖値が基準値より低い人は要注意!かもしれないわけです。

【血糖値とGI値】
さて、血糖値のアップダウンに影響を与えるのがGI値。グリセミックインデックス。低GIダイエットなど流行っていたこともあるので、聞いたことがある方もおおいのでは。GI値が高い食べものは血糖値を急激に上げ、低い食べものは緩やかに上げる。つまり、GI値が低いほうが、すい臓への負担が少ない。というわけで、代表的な食べもののGI値をご確認ください。

GI値を知るには、まず糖分の種類について知るひつようがあります。糖類には、大きくわけて3種類あります。
単糖類 ブドウ糖(グルコース)や果糖(フルクトース)など分子が一つでそれ以上分解できない
二糖類 麦芽糖やショ糖(スクロース)など、単糖類が2つつながったもの
多糖類 分子がたくさんつながった糖類なので、分解に時間がかかる。

単糖類や二糖類は、分子が単純で、すぐに分解できるので吸収もはやく血糖値を急激にあげる。一方多糖類は分解に時間がかかるので吸収がおそくなり、血糖値をゆっくりあげる。以前こちらの記事でご紹介した、さまざまな甘味料のなかのアガペシロップは、ブドウ糖(グルコース)の割合が低いので低GI食品としてしられ、たしかにすい臓への負担はすくないのですが、逆にほとんど果糖(フルクトース)でできている製品もあり、フルクトースの分解に肝臓が酷使される甘味料であります。

上の表をみてもわかるように、日本でも手にいれやすい甜菜糖はGI値が低いですが、さらに低いのがココナッツシュガー。というわけで、さっそくココナッツシュガーを購入してみたのです。
【ココナッツシュガーの栄養】
♥マグネシウム/窒素
血糖値と血圧を平常値に保ち、高血圧、心臓病、糖尿病などを予防
♥亜鉛
知能の栄養と呼ばれ、脳の働きに必要不可欠
♥低GI
♥カリウム
筋力、脳を正常に働かせる
♥カルシウム
♥アミノ酸
ココナッツシュガーには必須アミノ酸が16種類含まれています。

見た目はこのように黒糖のような褐色です。

そして、味ですが、めちゃめちゃおいしい!コクがあって香ばしい。やや黒糖よりの味です。日本でもネットで探せば購入できますが、ややお高いですが、こちらのココナッツシュガーはBeach Pressおすすめのスーパーマーケット、iherb.comで、約450gで$5.7。かなり大容量なのでしばらくもちそう。 ぜひお試しを。

参考サイト
http://ameblo.jp/laveggielife/entry-10989504985.html
http://www.e-aromalife.com/himuka/himuka_info_rakanka.htm
http://www.cocowell.co.jp/fs/cocowell/c/sugar