タバコをやめた瞬間から起きる体の変化について

今日のお題は喫煙です。喫煙者はサーフィンしていてもパドルがきついと言いますが、私は遥か昔、ためしに吸ってみたら衝撃的にまずかったので、ラッキーなことにスモーカーへの道を歩むことはありませんでした。そして、そんなに苦しいっていうのに、でもサーフィンした後にみなさんタバコ吸っていますね。

百害あって一利なし!そんなこと、吸ってる本人が一番分かっているのでしょうが、それでもやめられない。私からしてみれば、タバコは自分の大事な体を傷つける行為に他ならないわけで、私は健康で楽しくサーフィンしたいので絶対に吸おうとは思いませんが、人間というのは、実際に自分が生きるか死ぬかの瀬戸際にならないと、健康がどれほど大切なものかなんて気づかないもの。

だから、皆様が生死をさまよう前に気付くようにとこうして様々な情報を発信しているわけですが、さて、タバコです。まず、タバコはひとことで言えば、史上最悪の化学薬品のかたまり。タバコ農園で働く友人いわく、タバコ農園に撒く農薬はかなりの猛毒だそう。その猛毒がまかれた葉っぱを燃やしては、せっせと肺に放り込んでいらっしゃるというわけです。

タバコの煙には、6000種類以上の化学物質が含まれていて、そのうち最低でも69種は発がん性があると言われています。アメリカでは、タバコの添加物として599種類の物質が認められており、長らく秘密にされていたそうですが、現在では公開されています。リストは英語ですが、見てみたい方はこちらでどうぞ。恐ろしい長さです。
タバコの添加物(アメリカ)

さて、これがタバコをやめたい人の助けになるかどうかわかりませんが、タバコをやめたら、体にどんな変化が起きるのか、をまとめたサイトがあったので日本語にしてみました。

【たばこをやめたら何が起きるのか】

20分後
タバコをやめると、その影響はすぐに体に現れる。20分で心拍数は正常な状態に戻りはじめる

2時間後
心拍数と血圧は正常な数値にもどる。が、ニコチン禁断症状もこの頃すでに現れ始める。初期症状は以下。
吸いたくて仕方がなくなる
緊張、イライラ感
眠気、もしくは不眠
食欲増進

12時間後
タバコをすうと、一酸化炭素が発生し、血液細胞が酸素と結びつくのを妨げ、循環器系にダメージを与える。やめて12時間後にはすでにこの一酸化炭素は通常の数値に戻り、血中酸素の濃度ももとに戻る。

48時間後
たばこを吸うと嗅覚や味覚が麻痺するが、やめて48時間で神経細胞が再生し、これらの感覚が戻ってくる。

3日後
この時点でニコチンは体内にもう残っていないが、それは同時に禁断症状がピークに達することでもある。頭痛、吐き気、けいれんなどを経験するかもしれない。ここが我慢のしどころ。

2-3週間後

運動など体を使う作業に息切れを感じなくなる。循環器系の機能が改善し、肺の状態も格段に良くなるので呼吸が楽になる。だいたい2週間で禁断症状は消えると言われている。

1-9か月後

約1か月後から肺の再生が始まる。痰などを排出するための繊毛が再生するので感染症などの危険が減る。咳や息切れは驚くほど改善される。どんなヘビースモーカーでも禁断症状は数か月でなくなると言われている。

1年後

心臓病のリスクはこの時点で、煙草を吸っていた時の半分に減少するが、それはつまり、煙草を吸うことは、心臓病にかかるリスクが2倍になるということでもある。

5年後

タバコを燃やすことで発生する様々な化学物質は血管を細くし、心臓発作の危険を上げる。たばこをやめて5年から15年でこのリスクは吸わない人と同じレベルに戻る。

10年後

喫煙は様々な癌の原因となるが、中でも一番致死率が高いのは肺がんである。が、確かに10年という期間を要するものの、やめて10年経てば、肺がんによる死亡率は喫煙者の半分になる。口腔ガン、咽頭ガン、膀胱がん、腎臓がんなどのリスクも大幅に減る。

15年後

例えば心臓病や、心臓発作などといった喫煙が引き起こすとされる様々な病気になるリスクは、もはや非喫煙者と同じレベルに戻る。
というわけで、どうです。やめて20分後には既に体は元に戻ろうとするのです。ちゃんとケアすれば人間の体は自ら最も良い状態に戻ろうとするものです。せっかく頂いたこの素晴らしい体をもっと大切にしませんか。まあ、非喫煙者から言わせると、とりあえず煙たい、余計な化学物質を吸わされたくない、それだけなんですが。

Beach Press編集部
参考サイト:http://worldtruth.tv/what-happens-when-you-quit-smoking/
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