かつて、バカにされる対象だったハイウェスト＆シャツインしてるおっさんは、今やトレンドの最先端だ。が、わたしには、可愛いモデルがやってても、いつものオッサンに見えてくるｗあれが流行ってる意味がわかりまてん。来年あたりにはあたしもやってんのかな。

クレイグ・アンダーソンのサーフィンがトリハダだってブログに書いたけど、こちらは、リーアン・カレンのサーフィン。Facebookで知りあいがシェアしてたんだけど、うつくしい～。

でっかい波もよゆうな人だけど、まったく切り裂かない系。スムース。調和のサーフィン。無駄な動きがない。こういうサーフィンしたい。というサーフィンです。

いつだか、どっかの外人がどっかで書いてたのを思い出した。
「女みたいなサーフィンだな。というのは褒め言葉だ。サーフィンは本来とても女性的なものなのかもしれない。」
って。

「調和」とは、男性的か、女性的かでわけると、女性的な一面でございましょう。その対極にある男性的な一面は、征服ですかね。人間の中には、本来男性的な部分と女性的な部分が共存してるんですが、地球ではこれまで、男＆女に分離して、それぞれを経験する時代が長らくつづいておりました。そして、
「成功、拡大、与える、論理的思考、パワー、責任、リーダー、一貫性、ビジョン、自律、決断力」
といった圧倒的に男性的な部分が敬著に現れておりました。

が、ここに来て女性的な部分にも目を向けなければ、スムースな人生設計は不可能な時代のエネルギーが到来しているよなんでございます。女性的な部分、つまり、「受容、共感、優しさ、包容力、しなやかさ、変化、調和、バランス、自然」などです。

わたしは、サーフィンにも両方の側面があって当然だと思っております。
「この波に行くのか行かないのか！」という一瞬の決断力や、「ぜったい乗ってやる」という強い意思、「あいつには負けねえ！」という闘争心、パワフルなサーフィンなどには男性的な側面が必要になりますし、それはサーフィンにおいて絶対的に必要な要素です。が、男性的な要素だけのサーフィンだと、サーファーの多くに見られる、ただただ波を制圧し、切り裂くサーフィンとして表現されます。

サーフィンは、圧倒的に男性の方が多いし、男性的なスポーツだというイメージがあると思いますが、男性的に偏りすぎると、バランスの悪いサーフィンになる。というわけで、女性的な部分をサーフィンに取り入れることをご提案したく存じます。「波との調和が最大のテーマな、しなやかで争わないサーフィン」です。取り入れていくと、サーフィンの大幅なレベルアップが図れると思っております。

「母なる海」「Mother Ocean」っていうじゃん。海は女性の象徴なんじゃないかと思うのだ。海がなかったら生命は誕生しなかった。すべての生命の源であり、包み込み、育む優しい海。だけど、時に、命さえ奪ってしまうような嵐を起してみたりという男性的な一面も持っている。その海が作りだす波なんだから、乗せてもらう人間にもバランスが必要なんだ。男性的な部分はじゅうぶんある。調和する女性的な部分が圧倒的に足りないわね～。そのバランスをいかに取るか。が今後の地球上でスムースに生きていくためのカギであるばかりでなく、サーフィン上達のカギとなるんじゃないかしら。

最近そんな目線で人間を観察ようになったら、女と男の境目は、顔面だけなら、髪型と化粧してるかしてないか。だけに見えてきた。おっさんがオバハンにも見えるし、オバハンがおっさんに見えるｗ

David Rastovich