痛くなきゃ治らないのだ








数か月前、人差し指ベロベロ病について書きましたが、あれは、忙しい病だとわかっていたので、ヒマになってきたら治るだろうなとは思ってたんですが、やはり8月終わりごろから治りはじめましたよ!w まだ100%ではないけど、80%治ってきた。今までは、皮が生えてきても、かなりたよりない感じで、すぐにぱっかーんとひび割れてたのが、最近はヤル気ある感じの皮が生えて来てます♡あれはかれこれ6月ごろの話なので、もう2-3か月前になりますかしら。

わたくし、基本健康体ですし、なんだったら30代後半にくらべたら今の方が断然元気モリモリーなんですけど、ここ何年かにわたって、遠い過去から無意識に溜めてきた、いわゆる「ストレス」を、どんどん表面化させていく作業してますんで、定期的に謎の症状が出てきます。指ベロベロ病もそうだし、年末年始にやってた、頸椎症とか。

もちろん、医者行ってないし、薬も飲んでない。整体と、ホメオパシーのみ。だが、こういう慢性的な症状には、個人のセルフケアレベルのホメオパシーはなかなか効かないわ。レメディ選びがむずかしい。ので、基本放置治療、つまり自然治癒。

さて、この自然治癒ですが、症状に気づいてから治るまでには、わたしはたいてい2-3か月かかるね。治癒のスピードはその人の体の状態によるとは思います。そして症状って、「おや?!」っていうくらいの小さいレベルから始まって、大きなピークを迎え、収束するというように、グラフにしたら、きっととてもうつくしい曲線を描く。

自然治癒というのは、とても穏やかな治癒の過程を経るものだ。西洋医学の薬になれてるわたしたちは、このゆっくりな治癒過程を、なかなか「治ってる」とみなすことができない。頭痛があれば、痛み止めでものの30分で止まるし、花粉症でクシャミが止まらなければ、抗アレルギー薬飲めばこちらもすぐ止まる。これが治癒だと思ってるもんですから、あまりにも緩やかな曲線を描く自然治癒を治癒に向かっていると感じることができない。

焦るな。待てば来る!

血が出る系のキズがどうやって治るか思い出せばわかりやすいかもしれませんネ。血が止まってから、炎症を起こしたり、腫れたりして、一度最大に痛くなってから、膿がでてきて、カサブタできて、ちょっとずつ傷口閉じてきて、ゆっくり完治へ向かうわけじゃん。

放置治療は、整体行こうが、ホメオパシー飲もうが、症状はいったんピークを迎えて強烈になる。すると、
「どんどん悪くなってるやないか!」
「あの整体やぶ医者か?!」
と、さまざまな疑念が湧き上ってくる。ネットで症状について調べまくっては一喜一憂し、一生このままだったらどうしよう・・・。なんて絶望的な気分になったりするもんだ。

が、わたしは、すべての症状は必要だから出ていると考えております。あらゆる症状はきっと、ピークを迎え、出すべきものを出し切りたいのに、その症状を西洋医学の薬で抑え、ピークを迎えることなく治った気になってる人が多いけど、結局、抑え込んだ症状のエネルギーは別の形になってまた出てくるだけさ。だから、全部経験したほうがいい。

あるホメオパスが言ってた。患者さんが、全然良くならないんですけど!って文句言ってくるんだって。そこで、
「じゃあ、最悪の状態が10だとしたら、今の状態はどれくらいですか?」
って聞くと、
「6か7くらい・・・」
って答えるそうで。つまり、良くなってんじゃん!!って話。自然治癒とはそういうものだ。

というわけで、もし今何かの症状(死にそうじゃないやつ)に悩まされている人がいるなら、あきらめて症状をゆっくり体験するしかない。体には恒常性というのが備わってまして、つまり、元の健康な状態に戻ろうとする力がございますので絶対治るし。焦るな。待てば治る!