あの衝撃の311から早二年。
私は”また”ハワイにいて難を逃れましたが、
ハワイのホテルでテレビに映る信じられない映像をみた感覚は、
911の飛行機がビルに突っ込む映像を見たときの衝撃と
似たものがあったのを覚えています。
つまり、まさか、自分が住んでるこの地球で起きていることとは思えない、
夢か現実かわからない不思議な場所に迷い込んでしまったような感覚です。
地球上に生きている我々有機体は、この世に生を受けた瞬間に
必ず死ぬというオプションがついてきます。
が、今この瞬間に死んでもおかしくないということを
日々の生活でリアルに感じながら生きることが出来ません。
なぜか自分だけはまだ死なないと思って生きている人の方が多い。
私も常にそんな気分。
あの日亡くなった人の多くも、そんな気分で生きていた人だったんだと思います。
311という日は、眠っていた私を、すごい勢いで目覚めさせてくれました。
直接被災はしていませんが、そういう意味で、あの日が私にとって
大きな大きなターニングポイントだったことに疑いの余地はありません。
原発がどんなものなのか、311がなければ知ることもなかったと思いますし、
日本がこんな残念な国になってしまった事実を目の当たりにできたことは
残念であると同時に、ありがたいことでした。
眠ったまま、この国の謎の歯車の一つにかろうじてひっかかったまま、
ひっかかっていたことにさえ気づかないまま
気づいたら人生しゅう~りょ~!
あの日がなければ私の人生そんな感じったかも。
「あの日を忘れない。」って言いますが、
何のために忘れないのか、私にとってはそこがキモ。
わたしはなぜあの日を忘れてはならないのだろう。
ここになんだか意味があるとおもうのです。
その答えは人それぞれだけど。
今日Facebookにながれてきた、それぞれの思いの中で、
個人的に、もっとも刺さったのが、
写心家U-Skeくんの写真にそえられてた一言。
「いま生きていること、すべてに感謝し、そして夢ある未来へとつづく世界を創ろう 」
すべてが凝縮されてました。
何のために忘れないか、の私の答はこれ。
人間が生きる意味はコレだとおもいます。
ゴタゴタ言うのが得意な私には、
このシンプルなメッセージが強烈につきささりました。
ありがと。
Photo By U-ske
http://www.u-ske.jp/