ボブ・マーレーのようなメンズがタイプです








今日、海ではおはようの代わりにあいさつは、「ラースタファーラーイ」。というのも、昨日、ボブ・マーレーの生きざまを描いた映画、「Roots of Legend」を見てきたから。すぐに影響されます。こんにちは。ブロガーあゆに、映画の感想を書けと、一日中脅されたので書いてます。

たいした波じゃなかったんですが、風も吹いてどんどんコンディションが悪くなってきたのでとっとと上がろうと思って乗った最後の一本を女子サーファーに前乗りされて終了!もー。なんで前乗りすんの。乗ってんのに乗ってこないで。ホント気分悪いわ=3 ま、私クラスになるとそんなことは瞬間的にどーでもよくなりますけど。そんなことに無駄なエネルギーを使ってる場合じゃありません。

ボブ・マーレー。彼の音楽をどこかで耳にしたことのない人なんてきっといないですね。でも、36歳でこの世を去ったボブが、本当はどんな生き方をしていたか、それを知っている人はとても少ないと思います。私もはっきり言って知らなかった。あゆと、旦那さんともひとり友達の4人で見に行ったんですが、映画を見終わった帰り道「感想を一言で述べよ!」って聞かれたので、このように答えました。「ボブ、超タイプ♥」

いやー、マジでボブイケメン。タイプだわ(笑)白人と黒人のハーフなんですね。お父さんはほとんど会ったことないんだって。あと、ボブトリビア的に一番面白いと思ったのは、とにかく女好きで、既婚なのにそこらじゅうで女を孕ませて、11人も子供がいること。彼は、「人間が作ったルールに縛られたくない」と、普通の女が聞いたらぶんなぐりたくなるような言い訳をしていましたが。

そんなことはどうでも良い。何の映画だったかって言うと、レゲエとは何か、そしてボブはどんな生き方をしていたのか、ボブはジャマイカにとってどんな存在だったのかです。
簡単にまとめると、ボブは、ラスタファリズム(エチオピア皇帝ハイレ・セラシエを救世主とする黒人のアフリカ回帰を願った新興宗教)に生き、音楽と言う生きるツールをみつけ、人間らしく生きることを、その生きざまで私たちに表現したアーティスト。人生アーティストです。

大自然に囲まれたジャマイカの貧しい村に生まれ、音楽で成功し、世界中のファンを熱狂させるようになったボブが、インタビューでこんな質問をされてた。
「君は大金を稼いですっかりリッチになった?」
ボブの答えはこうでした。
「お金をいくら持ってたらリッチだって言うんだ?モノを所有することが豊かさなのか?僕にとっての豊かさとは人間として生きることだ。」と。

ジャマイカで起きていた内戦時に、ボブが開催したコンサートでの一場面は圧巻です。説明してみようと思ったけどあまりにも陳腐な感じになったのでやめます。このシーンのためだけでもこの映画見る価値あり。この場面で起きたことはジャマイカという国の中での出来事だったけど、ボブは同じことが世界で起きることを願い、常にそのメッセージを歌に込めていました。

ボブは、音楽で強烈なメッセージを発信しながら、裏では常に人に施しをしていました。ボブの家には常に彼に助けてもらいたい人で長蛇の列が出来ていたと言います。困っている人に彼が与えるのは、ほんの少しではなく、それを元手に何か新しいことが始められるくらいまとまった金額だったそうです。

ラスタファリズムの厳しい戒律に則ってとても健康的な生活を送っていたボブですが、最後は全身ガンに侵されて死んでしまいます。ボブはただのいちアーティストでしかなかったのに、お葬式は国葬でした。国中がボブの死を悼んでた。マイケルみたいだね。

超超濃い36年の生涯。わたしの人生なんてスッカスカ。でもきっとガンで死んでしまうとわかった時、まだまだ戦争でいっぱいの世界を思って、ボブは、「まだ死ねねえよー!」って思ったはずです。ボブもマイケルも同じメッセージ。世界を一つに。それが彼らの共通のメッセージだった。

って!
あー。あたし今スゴイこと思い出しちゃった。
マイケルがなくなった時、誰だったか、そういう天国系の人と通信できる人のブログを読んだら、こんなことが書いてあった。「マイケルは、今、ボブ・マーレーと一緒に、地球の平和のためにあっちの世界で一緒に仕事しています」って。いやー、間違いないね。絶対一緒に働いてるわ。彼らの働きを無駄にしないためにも、あたし頑張る!!

わたしはStir it upが一番すきかなー。しかしジャマイカの英語、まったくわかんね。
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