サーフィンの交通ルールがカオスなので遠慮しすぎる問題








いったいいつからサーフィン休んでないかまったく不明です。風も弱く、波もずっと頭前後の程よいサイズだから混んでるけど。何本かいい波乗ったら小2時間で終了できる人になりました(笑)。

わたしは日常生活でさえ人がいっぱいいるとこ嫌いなのに、バリでサーフィンするなら混雑はほぼ避けられません。ただ、人が多かろうが少なかろうがわたしは横で誰かがパドルしたら乗るのやめちゃいます。事故ったら怖いから。ほとんどのサーファーは周り見てないし、特に男性サーファーは波が来て女がパドルを始めると、もはや存在してないかの勢いで真横でパドルしてきますから。必死の形相でパドルされると一瞬で変なバイブスに包まれるので、そんなに行きたいなら先にお行きなさ〜いってなってしまうのです。

結果、アウトでひたすら待ってだれも乗れない波に乗るというスタイルにたどりついたんですが、それでもセットの1本目なんて絶対行かないし、混んでたら3本目くらいまで待つので、4本目来なくてまたウェイティング〜。とかしょっちゅうですわ(笑)。でもだいたいみなさん1本目来たら必死の形相で全員乗ろうとしてくれるので、その先に来てる2、3本目の波待てば大抵だれに邪魔されることもなく乗れるんですが。リーフのポイントはポジションさえキープできれば、どんなに混んでてもセット待てばだいたい良い波乗れますわ。ほんと、リーフではポジショニングがすべてだと思います。

それでもやはり待ち時間がめっちゃ長くなりますし、なかなか乗らないから乗らない人だと思われて前乗りされまくります。そんな中、外人たちにいろいろ話しかけられる今日このごろ。

昨日
「Youはさっきから波来ても乗らずにずーっと待ってるけど、え。まさか波怖いの?!」
って聞かれた。笑。
「怖くないわっ!自分の波が来るの待ってんの。みんな必死の形相でパドルしてくっから、それが怖いわ」
ってたらめっちゃいい波来て、オメーの波だ!って譲ってくれたからGOしたら、ありえないほど真下に女のサーファーいて行けねー。とか。笑。避け方わかんないなら入らないで。お願い。

今日
永遠に待ってやっと来た波、連続で2本前乗りされたら、ロシア人ぽい姉ちゃんが
「あんた、前乗りされまくってっけどなんか言った方がええで!」
って。笑。
「慣れっこですから・・・笑」

そしてやっとひとりで乗れた3本目の波乗り終わって戻ったら別の白人の兄さん。
「今のよかったじゃ〜ん。Youはいつもナイスなポジションにいるのにみんなに乗って行かれて、申し訳ないわーって見てたわ。次の波は譲るわ」

って、外人たちにいろいろ言われて、
もしかして、ワタス遠慮しすぎ?
って思ったわ。笑。だからって他のみなさまのように、目の前に波が来たら全部パドル。とかアタスはできないけど。なんなのあれ。さっき乗ったんだから一回休憩しろよ。って思うのはおかしいですか?ひとつ言いたいのは、永遠に待ってる人がいて、ようやくセット来てその人がパドルし始めたら、乗れそうだろうが乗れなさそうだろうが、もう絶対に手前でパドルしないで。って思う。乗れる波も手前でパドルされて(またおめー行くのかよ。)って思ったら乗れなくなるんだわ(ワタスわ)。

メンタワイで、有名なマカロニってポイントがあるんだけど。今回そこで不思議なルールを体験しました。テイクオフポジションに到着しましたら、ヘルメットかぶった白人の兄さんが、謎に番号つけはじめたのです。
「あんた1番。そこのあんた2番。あんた3番でYOUは4番目ね」
って。えー。なんで4番w そして、波に乗ってピークに帰ってくる人には、
「ノー。ダメよ〜。すぐにピークに戻らないで列の最後尾で順番待ちして」
って、入ってくるサーファー全員を仕切るのです。

ボートメンバーの私たちはみんな、なんなのあいつわ?!!ってなってしまったんですが、近くにあるリゾートでサーフキャンプを主催しているおばちゃんから話を聞いて、なるほど!って思いました。

曰く。
「ローシーズンの2月は中級サーフクリニックをやってるんだけど、とにかく全員に徹底的にサーフィンのルールを教えてんの。混雑したポイントブレイクでみんながいい波に乗るにはどうしたらいいかってルールね。
・海に着いたらまわりの人に挨拶する。
・他のサーファーとコミュニケーションを取る。
・乗らないなら乗らない意思表示をする(両手上げる)。
・まわりを見て乗れてない人がいたら順番をまわしてあげる。
・ピークに戻ってすぐにまた乗らない。
・波を譲り合う。
とかね。そーやってルールがあるということをちゃんと教えないコーチング・スクールには意味ないわ」

って話で、あの番号振り分け白人は、多分教えられたルールをエクストリームな形で捉えてしまったんだろうと思うんですが、ほんとにそんくらいの勢いでちゃんとルールがあること教えてほしーよね。特にチャングーのスクールとか(笑)。だれがパドルしてようが、どんだけデカかろうがおかまいなしに生徒をプッシュしてしまうので、そこで習った初心者はそゆもんだと思っちゃうでしょ。日本人は声がけしないし海ではほぼコミュ障と言っても過言でないので、声がけしまくる外人に学ぶべきですわ。

何年か前のオーストラリア。子供がおっさんに前乗りされて、後ろからヘイ!って怒りながら追いかけたけどおっさん最後までどかずに乗ったあげくそのこどもに、
「おい。おめーギャンギャン言ってんじゃねー。オレがどんだけ長いこと待ってたか知ってんだろ!」
って言ってたのを聞いて、正しいと思ったわたしは間違ってますか?

カオス!w

バリの海ではロシア語と中国語が聞こえてくることがめちゃ増えた。オリンピックの種目になってサーフィン注目される機会も増えた。つまり、まちがいなくやる人は増える。ってなったら、とにかく、これからやるみなさま、まだルールがよくわからないみなさま。サーフィンの特殊なルールが面倒臭そうって思ってる人も多いと思うんですが、特殊でもなんでもございません車の交通ルールと同じです。事故起こしたくないだけです。交通ルールを守りましょう。

サーフボードは凶器です。尖ったさきっちょが腹に刺さって腸が出た。とかふつーに聞きますから。ほんとに危ないんだってば。人殺しになりかねませんし。人生終わるよねそーなったら。わたしは去年目ん玉に自分の板当たって恐ろしい思いをしましたが、その話をしたら、失明した人の話ザクザク出てきたし、失明してないけど顔面に板当たって大変なことなった!って人がまわりにめっちゃいましたわ。対人・自爆・溺死。サーフィンにはいろんなリスクがあります。

 

わたしはなんせ待ち時間が長いのでまわりのサーファーをよく観察するんですが、ひとことでいえば、

とにかく
みんな
周りを
まったく
見ていない!

ですわ。前しか見てない。波に乗ろうと決めたらまずは左右確認して。車の運転でも発車するとき確認するじゃん。同じだから。自分よりピークの誰かがパドル始めたらパドルしない。その人が行けるかどうかは見たらわかる。分からない人はパドルしない。鉄則ですわこれ。車もそうでしょ。走ってる車が来たら飛び出ないでしょ。

特にね、男性の皆さま。女の子が波に乗ろうとしていたら譲ってあげてください。ただでさえ腕力弱い上に、横で怖い顔してパドルされたら一瞬でやる氣がなくなるんです。女の子が行こうとしてる波にパドルする男は男じゃねーわ。もはや。そういうメンズを見ると、心の中で(しょっぼ!)って思ってるw たぶん女子はみんな思っているわ。でしょ?

海があまりにも無法地帯なので、定期的に文句いいたくなりますが、こんくらいにしとくわ(笑)。あとちょっとサーフィン満喫して帰りまーす。

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セットアップの組み合わせがいろいろできて困ります。笑。好評販売中。
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カオス!w