FIRE続編。節約ってなんだ。

腹下しでも風邪でもなんでもそうだけど、復活すると体調が絶好調になる。体調不良の間は体全体が炎症してる感じで日ごろ痛いとこが猛烈に痛くなる。わたしはだいたい腰がめちゃめちゃ痛くなるんだけど、復活すると腰痛がまぢでまったくなくる。なんなのこれ。だから体調不良は嫌いじゃない。こうして強制終了させられないかぎり、放っといたら毎日サーフィンしてしまいますからちょうどいいんだ。波が止まらないもんで（笑）。

先日のブログでFIRE（Financial Indipendence Retire Early）早期リタイアのための経済的自立。についての本読んでるって書いたけど、あの時点ではまだ半分読んだとこだった。全部読んだ結果、いろいろ考えることがあったのでまたFIREについて書いてみる。

夫婦で年収1500万以上のファミリーが早期リタイアのために贅沢をいっさいやめて超節約生活する話だったんだけど、まず家族の年収1500万はアメリカではわりと普通だけど、多分そこそこの贅沢はできる。この二人は収入のほとんどを使って貯金は年間100万円程度。だったのが、FIREムーブメントを知り、自分達の生活を見直したら、これまでどれほど「消費」社会のいいなりになってきていたかが見えた。

そこから年収の70％を投資のための貯蓄にまわすべく、贅沢をどんどんやめていくんだけど、たとえば今までの贅沢ライフを共にしていた友人に外食に誘われるだけで、それがものすごいストレスになるわけ。なぜなら高額な外食に回す予算はないから。自分達が早期リタイアのために節約生活をしていることを打ち明けることさえもストレスで、打ち明けたことで壊れる友情もある。

て、おかしくね？！って思ってたら、最終的には筆者も「それっておかしくね？」ってなってた。笑。

結局さ、節約の定義って人それぞれだと思うけど、人生のクオリティをどこに見い出すかを明確にすりゃいいだけの話だと思うんだよね。自分の人生において大切なのは何なのか。それを書き出せ。ってたのでわたしも書いてみよ〜。

1. 健康であること
2. 家族や友人との関係が愛と笑いであふれていること
3. 快適で清潔な生活を送れる拠点があること
4. サーフィンできること
5. 好きな時に旅に出れること
6. たのしいと思える仕事で収入を得ること

って感じかな。つまり、わたしにとってはなにはともあれ健康（自分と家族）と経験と仕事のたのしさがハイクオリティな人生を送るのに必要なことで、そこをケチるつもりはない。

ただし、節約ってまちがいなく重要なんだよ。たしかに私たちは365日、360度の角度から「消費せよ」という呪文をかけられつづけ、あたらしいiPhoneが出たら壊れてもいないのに行列までして買いに行き、余分な食べ物を買っては捨て、使いもしないタンスの肥やしを次から次へと買ってはモノにあふれた生活を送ってる。冷静に自分の消費活動観察してみると、いろいろおかしいことに氣づくはずだ。

わたしはそんな生き方にわりと前に嫌氣がさして、いろいろグッバイしてきたので、今家にあるモノで使わないモノはほぼない。1年以上使ってないものは見つけた瞬間に処分（差し上げる）してる。そして何かを買うのは壊れたときか、必要に迫られたときか、1週間経っても忘れられないほど欲しいときにしてる。でもまあまだまだ無駄遣いは多いよな。

数ヶ月の旅に出るといつも思うんだけど、スーツケース一個におさまる荷物で生活できるんだったら、家にあるもん全部捨てちまえばいんじゃね？って。あたらしいモノを手に入れた時のエクスタシーってほんと一瞬で終わるからね。満たされていないどんな欲求を買うことで満たそうとしてるのか。そこをちゃんと考えたほうがいい。

だけど同時に、家族や友人との大切な時間や、健康維持、感動を与えてくれる経験への投資をケチるなんてナンセンスだ。早期リタイヤして働かなくていい人生のために友人との食事の時間を削るなんてナンセンス極まりない。だったらその分稼ぎたいよね。たのしい仕事して。

あとさ、最近日本にもついにインフレになって生活が厳しくなるとかいわれるけどさ、だったらもっと稼げばいいじゃんって思うんだけど。給料定額なサラリーマンライフのみに安住してたらインフレも不安の材料でしかなくなるわけだけど。副業でもなんでもやればいい。今どきネットさえあればいろんな方法で収入増やすことは可能だ。副業できないってよく聞くけど、わたしだったらそんな会社辞めるか、「じゃあ副業分給料上げやがれ」って文句いうわ（笑）。そして収入増やす道は仕事だけじゃない。お金に働いてもらうって選択肢もある。

先が見えない世界情勢だからこそ、収入は会社じゃなくて自分でコントロールできるようになっていたほうが絶対いいし、そのためにはお金の勉強ちゃんとしなきゃだめだし、無駄な消費活動で地球を汚染する企業に加担するのもやめたほうがいい。削るべきところは削って、たのしいと思えることや人のためになることには喜んでお金を払えるようにしときたいんだよワタスわ。これからの世界をスムースに生きていくにはそういうバランス取っていかないとまぢでむずかしいと思うわ。