昨夜オーストラリアからバリに帰ってまいりました。バリはあいからわず波ありますね。そして、この帰国の道中があまりにも珍道中すぎてw 空港までは順調だったんですよ。ちょうど出発時刻の二時間前くらいに到着しましたが、ここからどえらいハプニング発覚です。
Virgin Australia航空だったんですが、残念ながらVAはサーフボードの超過料金取られる。取られないという情報を見た氣がして予約したんだけどね。出発前にウェブサイトから支払い手続きすると安くなると言われたので、やってみたんだけど、どうやらあたくしのチケットの種類ではウェブから手続きできないらし。
仕方なく、残念ながらセルフチェックイン時に満額130 AUDお支払いすることになったんですが(往復2万。高いわ)、何回やってもクレジットカードが通りませんがな。いや、わたくし、クレジットカードというものは持っておりませんで、唯一あるのがVISAデビットカード。銀行にお金入ってないと使えないやつですが、お金はたんまり入れてあるはずなので、残額不足はありえないのです。そして、残念ながら現金も足らない。では、ATMで現金おろして払いますよ。って言って、ATM三箇所くらい試したけど、なぜかお金が下ろせない。昨日まではカードも使えていたのに。
なんでやねーん。って言ってたら、チェックイン手伝ってくれていたおばちゃんが、
「それあーた、もしかしたらカード会社がロックとかしてるんじゃなくて?」
っていうわけですよ。
「不正利用とかされると、カード会社がロックすることあるのよ。わたしもやられたことあるわよ。っていうかあーた、チェックインは一時間前にクローズしてしまうんだけど、あと20分もないわよ。」
え。そういえば!!昨日、おとといと銀行からなぜか電話がかかって来てた。まさかのまさか?!と思って、銀行コールバック。
あたす 「すみません、カード使えないんですけど。飛行機乗れるか乗れないかの瀬戸際です。あと20分くらいしか時間がないのです!なんとかしてくだせえー」
銀 「おお!!にしかみ様ではないですか。じつは、インドでATMから引き下ろしされているのですが、お心当たりはございますか?」
あ 「は?インドですか?インドネシアのまちがいでわ?」
銀 「いえ、インドのムンバイでございます。年末はオーストラリアにいらっしゃいましたよね。それまではインドネシアにいらっしゃったと思うのですが。インドで引き下ろされたのが12月30日あたりなのですが」
っていうか、遠く離れたムンバイでお金が引き下ろされたことより、なによりおどろいたのは、わたしの居場所がすべて把握されていたことでございます。ま、今時個人情報なんてダダ漏れですし、把握されて当たり前なんでしょうけど、それでもちょっと空恐ろしさを感じた瞬間でございました。
あ 「インドは行ってないですわ!なんでもいいんですけど、あと15分くらいしか時間がないんですが、ロック解除していただないんでしょうか?!」
銀 「とりいそぎ、今使えるように解除させていただきますが、解除してから使えるようになるまでに10〜15分程度かかってしまうのです。」
あ 「なんと!!ギリギリにもほどがあるではございませんか!!とりあえず解除してくださいませ!!」
銀 「了解!!解除、スターーーーーーーーート!!」
飛行機の時間が15:40。この時点で14:20。一時間前にはクローズしてしまうので、タイムリミットまであと20分だ。14:35あたりには使えるようになるはずだと言われ、カウンターのおばちゃんも、何度かカードを試すが、使えるようになるはずだといわれた14:35になってもまだエラーのままでわないですか!!時は刻々とすぎてゆく。
おばちゃん、誰かに電話して諸事情説明してくれてるけど、規則は規則!みたいな感じで、チェックインシステムがクローズしてしまったらぜったいムリっぽいのだ。
14:38分。タイムリミットまであと2分!まだ使えない。
そしてとうとう14:40。残念ながらカードはエラーのままだ。何度も試す。試しまくるおばちゃん。すると14・43、やっとカードが通った!!そして、電話で話しながらカード操作していたおばちゃん、
「ワーオ!!!ちょうど今、たったいまチェックインクローズしたみたいで、ギリギリ間に合ったわよ〜〜〜」
と同時に電話がふたたび鳴った。
「にしかみさま、今使えるようになりました。ちなみに、インドで約10万円引き下ろされてますんで。ご帰国されてから手続きいただければこちらは保証されてますので問題ございません。そして、旅先でカードが使えないとお困りかと思いますので、インドでは使えないように設定しておきます」
バリはスキミング横行してて、かなりきをつけてたんですが、とうとうわたくしもやられますたわ!そんでまあ、わたくしギリギリには慣れておりますし、間に合わなけりゃそれはそれで仕方あるまいって思ってたから、焦ることもなく、とりあえずゲートへ向かいまして、搭乗ゲートに到着したら、ものすごい見たことある外人がいた。あまりにも知ってるから思わずちわーって挨拶しそうになった瞬間に誰だったか思い出した。Facebookでフォローしている外人だったw 声かけなくてよかったわ〜。ただの変態になるとこでした。
このおにいちゃん。ヴィーガンで、動物愛護活動家。
”俺はヴィーガンになって4年、肉食ってたころの方がプロテインのことばっか考えてたわ。”
っていうか、ブリスベン空港でこの人と飛行機同じな確率とか、どんだけ〜w つねにそんなわたしのライフ。
無事飛行機に乗りまして、大嫌いな空の旅を六時間ほど。バリの空港に着いて、あのもわ〜っとしたバリの空氣と、携帯見ながら座り込んでるバリニーズの空港職員見たら、なんか家帰って来たような感覚になったw
宿まではおかかえ運転手が迎えに来てくれた。途中スクーターをピックアップしたかったので、途中からわたしはスクーターで宿へ。荷物はすべてドライバーが宿まで届けてくれる。
はず・・・
なのに、宿について10分待っても20分待ってもドライバー帰ってこない。渋滞もほとんどなかったし、なぜだ?!携帯も財布もドライバーの車に置いて来たので連絡もできねえ。とにかく待つしかない。すると約30分後、ようやくドライバー到着した。そして何て言ったと思う?!
「ごめん!!まちがえて、自分の家帰っちゃった!!w」
えええーーーーーー。なにそれ!w
ま、お疲れだったもんね。許してしんぜよう。家に帰って、車のドア開けたらあたしの荷物がいっぱい入っててびっくりしたそうですw。こんなとこがバリの好きなとこだ。
わたしは圧倒的にオーストラリアの方が好きだ。清潔だし、ゴミひとつ落ちていない。どこ行っても綺麗だし。それでもなぜか惹かれてしまう謎のバリマジック。バリニーズのあの適当さ加減も、虫まみれなところも、グリーンの壁に蛍光灯が灯ったセンスのかけらもない牢屋のような建築物も、穴だらけ、犬だらけ、牛だらけの道路も。なぜか戻って来てしまうんだなー。というわけで、そろそろ湘南の家の植木の様子が氣になるので、近々ジャパンに帰ってみようかと思ってます。