Beach Pressでは小食についての記事をいくつかご紹介しておりますが、ここ数年、アメリカでは「Intermittent Fasting(インターミッテントファースティング)」という名前で小食が流行っているらしい。小食というか、食生活の一部として取りいれる断食=Fastingのこと。
やり方にもいくつかあります。(参考2)
1.食事の時間を一日の8-10時間に限定する
2.週に1-2回、24時間の断食
3.毎日20時間断食。5時間の間に一食を食べる
4.1日を超小食(400-500カロリーに制限)、次の日は普通に食べる、を繰り返す
他にもあるようですが、いちばんポピュラーなのが1の食事を8-10時間の間に限定する方法。で、このインターミッテントファスティングの利点なんですが、まあ、以前小食のコラムにまとめたことと一緒でした。
わたしは10年近く前に一日2食健康法というものを知り、なんとなく朝食を抜いてみると、体が軽く調子がよかったのでそのままつづけて、ここ数年は、大きな食事は夕食のみというスタイルが定着しています。基本的には朝は飲み物だけ、昼1時か2時にサラダなどの軽食かスムージー、お腹が空けば、ナッツやフルーツを好きなだけ食べて、夜は6時くらいにかなりがっつり食べます。
このスタイルの食生活になってから、個人的に感じる体の変化は以下の通り。
■ アレルギーが治った(←これいちばんすぐ効果を感じた)
■ 眠りの質がよくなった
■ 日中の眠気がいっさいない
■ あまり食べていないのに動ける。
■ 疲れることがなくなったし、動いても疲れない
■ 体を動かした疲れからの回復が激早い
■ 冬の風物詩だった風邪をまったくひかなくなった
風邪をひかないのは、体が鈍感になりすぎて、解毒ができなくなっている場合もありますが、わたしは小食を始めるまで、冬になると定期的に2回ほどちゃんと風邪をひいては1-2日寝込むのがあたりまえでした。それが、ここ10年ほど本当に風邪をひいてないですし、とにかくいちばんうれしいのはアレルギーがまったく出ないこと。慢性鼻炎で朝起きたら100%の確率でクシャミしてたのがなくなったし、花粉症も治った。
そして、とにかく疲れないし体が軽い。食べないとエネルギーが出ないというのは、個人的にはウソだといいたいくらい。空腹感に慣れているので、食べてお腹がいっぱいになると、血流など体の機能やエネルギーが、あきらかに消化活動のために使われるのがよくわかるのです。食べていない時の方が体は軽く、エネルギーをそのときの活動に集中して使えます。
小食を推奨している方が書いた本に書いてあったんですが、自分がお腹いっぱいだということは、つまり、体の免疫細胞たちもお腹いっぱいなわけで、外部から侵入者がやってきても、腹いっぱいだから食べてくれない。いっぽう、体が断食状態だと、免疫細胞もお腹がすいているので、侵入者が来ると待ってましたとばかりにやっつけてくれる。だから、免疫力が上がり、アレルギーなどが治っていく、という理論なんです。
ただ、食べていない時間が長いと血糖値がすっかり下がっていますので、次にする食事は、できるだけ血糖値をゆるやかに上昇するものを選ぶようになります。それはフルーツや野菜など、いわゆるホールフーズといわれるものになり、加工食品やコンビニ弁当など、急激に血糖値を上げそうなものには手を出さなくなります。食べることにとても意識的になります。ただ、一日二食をはじめたのがたぶん7年前くらい、一食になったのが4年くらいで小食生活も長いため、もはやさいしょのころの厳格さはありませんが。旅に出たり、食事に誘われればおいしいものを食べるし、一日3食食べたいときは食べる。ただ、やはり3食食べると体がとても重くなるので、翌日調節しますが。
過去の小食のススメの記事もぜひ読んでみてください。
一日2食朝食抜きが良いと言うウワサ
https://beach-press.com/beachtalk/4955
一日二食第二弾。やぱり少食を勧めるわけ
https://beach-press.com/beachtalk/5143
参考サイト
1.https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B8%E3%83%BC
2.http://dailyburn.com/life/health/intermittent-fasting-methods/
3.http://authoritynutrition.com/intermittent-fasting-guide/
BY:編集長