Beach Pressオープンのご挨拶に代えて

Beach Pressオープンのご挨拶に代えて
エリツィン編集長より

そう、何を隠そう私がBeach Pressの発起人。別に隠してないけど。なんでこんなものを始めようと思ったのか、理由はいろいろあるんですが、このプロジェクトを思いついた当初の理由から今少し変わってきています。私は波乗りするんですが、そういえば海好きな女の子がみたいと思うサイトってないなー、じゃー作っちゃう？っていうのがきっかけでした。ありそうで意外とないビーチな女子のためのサイト、これって実はスキマ産業だったりするのかもー！と思い、あんなことやこんなこと、色々とよこしまな妄想を膨らませていたわけです。が、ここに来て、そんな私の邪悪な考えを吹き飛ばすような衝撃の出来事がありまして。そう、それは311の地震でした。あの地震は私の邪悪な妄想を吹き飛ばしたと同時に、福島第一原発も吹き飛ばしてしまいました。

ところで、私、学生時代から、国語の成績はけっこう良かったんですが、別段書くのが得意っていう記憶はなく、ただ、日々、おかしな人や、おかしな出来事に出くわすたびに、その場で誰かとそのおかしさを共有できれば一番いいけど、残念ながら一人だったりすることも多いわけで、そんな時に“おかしい～！” をシェアするのに大活躍していたのがmixiの日記でした。猛烈にくだらないことを気の赴くままに書きなぐり、たまに自分で書いた文章にぷっと笑ってしまったりしているうちに、書くことにある種のエクスタシーを感じるようになったとでも言いましょうか、意外と書くの好きかも！って気づきまして。

日本を襲った前代未聞の巨大地震とそれが引き金となった原発事故。あの日から私の中で色々な変化が起きました。もともと原発や環境問題に関心がなかったわけではないのですが、アレですね、人間って自分がもしかしたらホントに死ぬかも、とか病気になっちゃうかも！って思わないと動かない。私も完全にそのクチです。「放射能って、な、な、なにー？！」あの日がきっかけとなり、色々と調べ始めました。調べれば調べるほど、日本ってこのままじゃ相当ヤバいんじゃないの？ってことに気づきはじめ、じゃ、どうすれば変わっていけるんだろうってかなり本気で考えるようになったのです。

そこで、すべてがシンクロした。書くのが苦にならない私が、海や自然をテーマにしたサイトを作ろうとしていたわけで、このサイトを通して今地球で何が起こっているのかを伝えていくことで、私に起きたような変化がみんなに起きたら・・・って思い始めました。無知の知、じゃないですけど、知らなかった自分に気づくことで、私は何かアクションを起こしていかなきゃと思うようになったし、もうこれは神の啓示であると、勝手になんか壮大な計画の一部的演出を自分に与えてみました。すると、私の周りの色んな人が本当に快くこの企画に協力してくれることとなり、こうしてオープンの日を迎えることが出来ました。Beach Pressはこのみんなの協力なくしては絶対に成り立たないものでした。

私が大好きな本の一節に『豊かさの定義とは、好きなことを好きなときにやること』という言葉があります。ま、簡単に言うと、好きなことさえやってれば人生上手くいくという話で、私はこれまちいないと思っています。バブルがはじけて20年、こんなに長いこと不況から脱却出来ない先進国って聞いたことがない。あらゆる理由をつけては、やりたくないことをやらねばならないと自分に課してる人があまりにも多い日本。そりゃ、不況になっていくわけですよ。

このサイトを通して私が一番提案したいのは、みんな自分が楽しいと思えることをやることで地球がもっと元気になること。たぶん、究極の話、それ位単純なことなんじゃないかと思っているんです。だから、楽しいことだけやって生きている人をいっぱい紹介します。同時に、地球の美しさを感じたり、今私たちをとりまく環境で何が起こっているのかを考えていきたいわけです。賛同者常に募集してます。素晴らしい人や、物、アイデアがあれば至急こちらまでご連絡を～。
info@beach-press.com

では、Enjoy Beach Press！

Profile
Eri Nishikami
ほぼ世捨て人。この度Beach Pressの何でも屋になりました。ホントは水着屋さん。たまに翻訳家。楽しいこと意外したくない。最近の座右の銘「who says life has to be serious? NOT ME!!」　一日一爆笑で免疫力アップが日課。