
そんな楽しいハワイのホテルライフもわずか1年で終了なわけです。このままではパラダイスみたいな毎日が終わってしまう・・・。どうしたらいいのー。って思っていたら、なんと、そのホテルでワーキングビザのスポンサーをしてくれるというありがたすぎるお話が。労働ビザの取得は簡単ではないですが、取れればそのままグリーンカードに切り替えも可能。 これであたしのハワイライフもほとんど保障されたわ!と思っていたのです。なぜなら、まず、労働ビザを取る条件として、大学を卒業していること、そして、仕事内容が卒業学部に関連した仕事であること、というのがあるんです。当時一緒に日本人の女性が働いていたのですが、彼女は私と同じ大学の同じ学部を卒業してこのホテルでビザを取得していました。彼女と同じ方法で申請すればほぼ100%ビザは取れるだろうと私を含め誰もが思っていたんです。
この時点でたしか28歳位でした。日本にいたなら、大学を卒業してもう6年は社会人として働いていたはず。なんですが、なんせ、28歳にして、社会人経験は1年。それもこんなユルい社会人。ゆるゆる社会人に仕事がなくなり、サーフィン以外することがなくなった。そして、ビザは取れるかどうかわからない毎日。今思えば、20代って、ストレスのスの字も感じることなく過ごしてきたのですが、あの頃多分気づいてないだけで、ストレスためてたんでしょうか。ビザ待ち期間後半に、なぜかパニック障害になり、パニックついでにMajor Depression、大うつ病っていう診断まで下されました。
【アメリカに住む一番簡単な方法】
で、ビザはどうなったのか、と言うと、ご覧のとおり、私は日本に住んでいるわけで、結局20万は水の泡です。取れませんでした。 全く同じ条件で、同じ弁護士を使っても取れる人と取れない人がいるんです。正直、移民局の担当者の気分次第って感じだと思います。私の担当官が女だったなら、多分彼女は生理前だったんだろうし、男だったら、彼女にフラれたとかじゃないでしょうか。 将来ハワイに住みたい!って思っている人はたくさんいると思いますが、あなたが独身ならその可能性は大いにあります。 ハワイ、アメリカに合法的に住む一番簡単な方法は結婚ですね。 私も最低5年住める保証があったわけで、5年も住めば、イケメン見つけて結婚できるでしょ!って思ってたんですが、完全に甘かったみたいです。でも当時の私の友達の多くは結婚してあっちにまだ住んでます。あとはグリーンカードの抽選ですかね。向こうに住んでると、当たったって人多いです。ま、英語で仕事できずに帰っていく人も多いですが。ワーキングビザはよほど条件とタイミングがそろわないと難しい。結局、その仕事はあなたにしかできない仕事ですか?!っていう所なんです。だから寿司職人ってビザ持ちが多い。日本人にしかできない技ですから。 そういえば、未確認情報ですが、アメリカで5000万ほどの家買えばGreen Cardもらえるっていう条例が出来るみたいですけどね。お金持ちはビザ取れます。投資すれば良いですから。会社作るとかね。
っつーわけで、日本帰還が決定したのですが、2回目にビザが取れなかった報告を受けた瞬間に、結構すんなり帰る気になってました。NO悪あがき。もーいっかな。みたいな。結果、帰って来て本当に良かったと思っています。日本に帰って来て、1年ほど関西方面に住んでいましたが、その後湘南にお引越し、かれこれ9年くらい茅ヶ崎に住んでいます。 日本に帰って来ていなかったらここで出会った素晴らしい仲間とは出会っていないだろうし、もちろん、Honey Girを日本で販売なんてやってないし、Beach Pressもたぶんやってない。 違う未来があったんだろうけど、私はそれを選ばずに、これを選びました。そして、その選択はいつも間違ってない。 っていうか、人生に間違った選択なんてない。選択の結果酷い目にあったとしても、必ずそこから何かを学ぶのが人間です。私は基本間違った選択はしない派なので、ひどい目とか遭ったことないですが。 あとは、これからどーするか。ですわ。どーしよ!