なぞなぞ
高いところが低くて、低いところが高いものはなーに?
燃料がどこにあるかもわからないのに『冷温停止』と言われている福島原発ですが、
意味があるのかないのかも良くわからないカバーが被せられているのは4つある建屋のうち1つだけ。
爆発当初から比べれば減ったものの今も放射能は出続けているわけで、
気にしない方はどうでも良いかもしれませんが、気になる方は、ご自宅や、
お子様が遊ぶ公園、良くいく場所などの放射線量が知りたいのではないでしょうか?
私はとにかく気になって仕方がない派だったので、
これを機会にガイガーカウンターをレンタルして放射線量を測ってみようと思いまして。
湘南エリアを中心に放射線量測定サービスを行っている会社にお願いしてみました。
お願いしたのはこの会社
湘南地域(藤沢、鎌倉、茅ヶ崎近辺)の放射線量測定サービス
http://www.gcounter.net/index.html
茅ヶ崎のビーチ、街中とオフィスの線量の測定結果です。
って感じです。
文部科学省の暫定基準値年間20ミリシーベルト=毎時3.8μSvは個人的におかしいと思ってるので、
私の中での基準値は年間1ミリシーベルト=毎時0.19μSv。
食べ物、などからの被ばく量を入れると、空間線量は出来れば0.1マイクロを超えてほしくない感じです。
(藤沢市については0.23マイクロシーベルト/時を公共施設除染基準としています)
測ってみて分かったのは、とにかくゴミ、埃と一緒の扱いをすれば濃度が高いところがわかる。
ゴミがたまりやすいところには放射能も溜まる。
びっくりしたのは、家の外より中が高かったこと。
で、拭き掃除、空気の入れ替え、掃除機をかけたら0.12だったのが0.07に下がりました。
花粉と一緒と言われますが、まさにその通りで、
外から色々持って帰ってきたのが溜まっちゃうんではないでしょうか。
日常的な掃除は、日常的な除染につながるかと。
というわけで、冒頭のなぞなぞの答えは放射能。
低ければ低いほど溜まるみたいですね。
ペットとか小さい子供はやっぱり大人より線量が高いところで生活してますよ。
ただ、この数値が何を意味するのかは残念ながら良くわからない。
なぜなら、たとえば茅ヶ崎モニタリングポストの値は
事故前、事故後ともに0.06前後を保っているわけですが、
今まで誰も自分の生活空間の線量なんて測定したことがないわけで、
事故前から、私のデスク周りはずっと0.12マイクロだったのかもしれないし、
そうではなくて、やはり、福島由来の放射能が溜まってそうなってるのかもしれない。
どこまで安全でどこから危険っていうのが誰にもわからないんだから
気を付けるに越したことはないけど、今回の測定結果は許容範囲内かと。
過剰に反応したところで何も変わりませんからね。
というわけで、今回測定を依頼した会社ですが、一般のご家庭向けの測定サービスです。
1回3000円、湘南地域へのサービスとなりますが、
測り方など分からなくても、調査員の方が測定してくれるサービスなので大丈夫です。
ちゃんと自分の目で数値として線量を確認できると、とりあえず安心。
除染しなければならない場所もわかります。
私の友達もこのサービスを利用しましたが、
砂が溜まっている場所で0.19という高い線量を測定してすぐに掃除したって言ってました。
備えあれば憂いなしです。
ただ、こんな測定しなきゃならないこの現実が残念な感じですが。
詳しくはホームページでご確認を。
湘南地域(藤沢、鎌倉、茅ヶ崎近辺)の放射線量測定サービス
http://www.gcounter.net/index.html