美しいの基準は自分で決めればいい








ラフランスがFROMフランスの梨じゃないと気づいた去年の秋・・・。衝撃でしたw

英語に「Body Shaming」という単語がございます。ボディシェーミング。世間の美の基準から外れている自分の体形や見た目を恥じること、とでも言いましょうか。

先日こんな記事を見つけたのです。
プロサーファーのカリッサ・ムーアが史上最年少でワールドチャンプになったときのことなんですが、その偉業についてより、体型についてあれこれ言われることの方が多かったそーなんですね。簡単にまとめると、こんな内容。
http://www.huffingtonpost.com/entry/carissa-moore-body-shaming_55cbb11fe4b064d5910a6117
「ワールドチャンプになってから、体型についていろいろ言われるようになった。サーフィンのことより体型のことばかり。サーフィンは水着がユニフォームみたいなものだから、体を見られるのは仕方ないけどとても傷ついていた。自分への疑いとつねに戦っていて、体に対する自信もまったくなかった。アスリートとしてよくないのはわかっていたけどストレスを食べることで発散していることもあった。つぎの年はどのイベントも勝てなかった。自分と向き合う時間が必要だった。どん底まで落ちて、ようやく変化が必要だと思えるようになった。一番になりたかった。勝ちたかった。だれもがやったことがないことを成し遂げたいと思った」

 

Carissa Moore gets ready to surf during the Granito de Arena project in El Salvador on October 28th, 2012 // Agustin Munoz/Red Bull Content Pool // P-20121107-00059 // Usage for editorial use only // Please go to www.redbullcontentpool.com for further information. //

Carissa Moore gets ready to surf during the Granito de Arena project in El Salvador on October 28th, 2012 // Agustin Munoz/Red Bull Content Pool // P-20121107-00059 // Usage for editorial use only // Please go to www.redbullcontentpool.com for further information. //

背が高くて、細いけどおっぱい大きくて、顔が小さくて、肌にはシミシワひとつないのが美しい。というのは、メディアがかってにつくりあげた基準でしかないんですが、ま、女優とかモデルとかさ、美しいものは美しいわけで、そうなりたいと思う女心は仕方ないと思うのですよ。しかし、あの人たちホント、ほぼデジタル修正かかってますから、わたしたちはすっかり騙されてるっちゃ騙されてる。昔、ある女優さんを間近で見る機会があったんだけど、雑誌やテレビとちがってすっぴんの彼女はお肌ボロボロ。は~、そんなもんか。と思ったのを覚えてる。

で、当の私はといえば、高1の夏休みのイギリス留学。帰国し、空港で出迎えた母から最初に発せられたひと言で万年ダイエットスタート!
「あら~どーしちゃったの!顔がお月さまみたいにまんまるじゃな~~い(←爆笑しながら)!!」

イギリスでキットカット食べ過ぎたw。そんな私を見て笑う母を見た瞬間、「太ると笑われ、バカにされるんだ」という信念が植えつけられた。そこから極端に食事を減らすダイエットして8キロくらい痩せたんですが、するとだれもが、痩せたね!とほめてくれるわけです。で、「痩せるとほめられるぞ!」という信念がさらにインプットされていきました。

おかげで、私は食べることが恐怖で仕方ない日々を何年も送ったんですが、サーフィンするようになって、好きなだけ食べても極端にデブることがなくなり、その恐怖心は消えたものの、「デブるとバカにされる」という信念を克服するにはかなりの時間がかかったなー。

とにかく、他人の目が気になって仕方ない。しかも、日本人って挨拶のように「太った?」「痩せた?」っていうじゃん。
“なんやねんそれ。大きなお世話だわ。そんなこと言ってるあんたがデブだし、老けたし、ハゲてきてるわ(╬ ಠ 益ಠ)キーッ!!”
と、いまだに思うし、アメリカ人の女にそんなコメントしたらボコボコにされるでwって思うけど、まあとにかく私はだれかに会うたびに、見た目についてネガティブコメントされるんじゃないかといつもビクビクしてました。そして、不思議なことにそうすると、いろんな人からおもしろいくらい「太った」「デカくなった」「老けた」とか言われまして、母に顔が満月みたいだと言われたあのときの恐怖を何度も追体験させられるのです。

ここ数年、ようやくちょっとずつですが、いまの自分で自分が居心地よくて、健康で元気なら他人のコメントなんてどーでもよくね?と思えるようになってきまして、そしたら、なぜかそんなコメントも激減してった。不思議なもんです。

それに、他人の外見についていちいちコメントする人は、結局自分に対しても、他人に対しても、その人の本質じゃなくて外側しかみてないんだろーなと思ったら、そんな浅い意見とかバカバカしくなっていったし、自分がまさにそういう人間だったことにも気づいたわ。

世の中にはたいしてかわいくないし、スタイルもよくないのに、ものすごくかわいい汁出してる人がいる。あれってさ、そのままの自分を心から愛し、認めてるからなんだろうなと最近思うわけ。なんかさ、アレだよね。世間の基準美からどんだけはずれてても、ありのままの自分を深く愛せば愛するほど、それは絶対的な愛嬌というエネルギーとなって外見に現れると思うんだわ。そのためにも、子育て中ならば男女かかわらず、子供には無差別に、あなたはそのままでかわいくて美しいんだよ、ということを言いつづけたほうがいいと思う。

まあそれでもシミは取りに行きたい今日この頃w シミってびんぼーくせ~!!ババアになるほど身だしなみは必要だと思うわ。汚いババアにはなりたくない。っていうか、サーファーってシミ取りやっていいの?やったことある人教えて。

自分が美しいかどうかは自分で決めればいい。Doveのプロモーション動画。なかなかいい。使わないけどw