万能サプリアボカド

アボカド好きですか?私は気づけば一日1個食べてるんじゃないかという位のアボカドマニアです。カロリーが高いとか言いますが、食べないくらいならたらふく食べて太った方が良い。ただ、絶妙においしい時期を逃しがちなのが玉にキズですが。

さて。森のバターと言われるアボカド、おいしいし、なんだかとりあえず体に良さそうな食べ物ではありますが、一体どこがどのように良いのかご存知でしょうか。以前森のたまご、マカダミアナッツのお話をしましたが、今日は森のバター、万能サプリアボカドの正体を暴いてみましょう。

アンチエイジングなんていう言葉がすっかり定着してしばらくたちますが、化粧品にしてもサプリにしても、アンチエイジングをテーマにしたものはやたら高い。これは裏を返せば高くても売れるマーケットがあるからで、つまり、男女問わずいかに多くの人間が年を取ることに打ち勝とうとしているかという事です。そんな我々にとっての最大の関心事、アンチエイジングが格安で出来るというお話。


日本では一つ100円から200円前後のアボカドですが、高い医療費を払わずして免疫システムを高めてくれる効果があると言われれば毎日でも食べたくなりますね。女性にとっての大敵シワやたるみはもちろん、様々な病気の最大の原因の一つと言われるのが活性酸素アボカドに含まれる油分にはこの活性酸素を抑える抗酸化作用があるそうです。アボカドの抗酸化物質の最大の特徴は、細胞の奥深く、ミトコンドリアにまで達することができること。ミトコンドリアは体の中で食べ物をエネルギーに変える役割を持っていますが、このミトコンドリア、実は活性酸素の大量攻撃で日々死ぬか生きるかという瀬戸際なんだそう。

不安定な活性酸素という物質は、我々の新陳代謝で出る日常的なゴミではありますが、環境汚染や喫煙や放射能といった汚染物質まみれの現代社会において、私たちはより多くの活性酸素にさらされています。その全くもってウェルカムでない活性酸素が毎日体で大暴れして細胞膜を破壊し、果てはDNAにも傷をつける。様々な老化現象の最大要因であると言われると同時に、癌などの原因になるとも言われているのは皆さまご存知のことでしょう。

他にも抗酸化作用を持つフルーツは数多くありますが、アボカドのようにミトコンドリアまで到達できるものは少ないそうで、この到達力こそが近年多くの科学者が病気や老化予防にアボカドを進める理由の一つ。クリスチャン・コルテロというメキシコ(アボカドの聖地ですね!)の研究者によると、他の抗酸化物質はミトコンドリアまで到達できないため、いくら摂取しても活性酸素はミトコンドリアにダメージを与え続け、結果エネルギー生産をストップし、崩壊して死んでいくそう。


アボカドオイルは、不飽和脂肪酸の代表格であるオリーブオイルと非常に似た構造をもっており、オリーブオイルを大量に料理に使う地中海地方の人には特定の病気の発現が極端に少ないことも知られているわけで、アメリカでは、今、アボカドがアメリカのオリーブオイルとして非常に大きな注目を集めているそうです。「抗酸化作用がある」を謳う高級化粧品やサプリは数多くありますが、高いお金を出しても実はミトコンドリアはどんどん死んでいるのかもしれない。だったら近所のスーパーに売ってるあのアボカド、いますぐ買いに行った方がどう考えてもお得な気がしてきました!

今日も冷蔵庫には、あの邪悪な真っ黒い繊維まみれになった食べ残しのアボカドが放置されている我が家。食べ時を見極める審美眼を身につけるのがまず先でしょうか。あ、ちなみに、間違えて食べ時前にカットしちゃったアボカドは炒めると青臭さがなくなって全然食べれるようになりますよ。では、みなさん今すぐアボカド買にレッツゴー!!

Report by Beach Press Eri
参考文献
http://wakeup-world.com/2012/04/28/avocados-naturally-overcome-aging-and-disease/
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2133730/Avocados-help-young-fight-diseases-tackling-dangerous-molecules.html