氣を使ってしまう人のつくられかた








氣を使ってしまって思い通りのコミュニケーションが取れない。

って人たくさんいるとおもうんだけども、この氣遣い文化ってかなり日本的な文化だと思うわけ。どこでこの過剰な氣遣いする人が作られるかっていうと、学校の役割ってめっちゃ大きいと思うんだよね。

日本の学校って集団で行動することを尊重するから、集団から外れた行動していると怒られるじゃん。他との調和という大義の前に先生やら親が「いうこと聞くいい子」を無意識に作り上げちゃうんだよね。前へーならえ!!って並ばされるとかさ、あれ洗脳だと思うわけ。

6〜7歳くらいまでの子どもの意識って、半分夢見状態なんですよ。子どもの頃の記憶って夢だったのか現実だったのかよくわからない記憶ってけっこうあるでしょ。この夢見状態の脳波ってめちゃくちゃ洗脳されやすくて、いわれたことは額面通りすべて吸収してしまいます。この超吸収スポンジ状態の子どもに上のような教育をするわけですので、一瞬で下記のような観念ができあがっていきます。

・みんなと一緒にしないと怒られる。
・ハミ出ちゃいけない。
・目立っちゃいけない。
・他にやりたいことがあっても、周りと合わさないと怒られる
・自分のやりたいことは後回しにしてでも周りと合わせた方がいい

親も同じ教育というか同じように洗脳されてきてるので、家庭でも目立たないことや周りに合わせることをよしとする教育を無意識にしていくわけですが、このような観念を持ったらどんな子どもができあがるかっていうと、極端に他人の目を伺うこどもでございますよ。他人にどう思われるかつねに考える。言いたいこといえない。やりたいことがあっても輪から外れるなら我慢する。耐え忍ぶ我慢人間のできあがりでございます。そしてなんとか自分以外の人の機嫌を取ろうとしますし、他人優先になっていきます。

氣遣いや周囲と調和を取ることは日本人の特性ですし、ほとんどの人が「氣をつかう」ことを、この、「調和」だと勘違いしてると思うんですが、調和って自分の中で調和が取れてるからこそ他者との間でも成立するわけで、本当の自分や本音を押し殺して他人のために合わせることは全然調和じゃないと思っております。

欧米はどちらかといえば個を重要視する傾向にあると思うんですが、だから、この日本人的な変な氣遣いの文化ってあんま感じない。言いたいことあったらすぐにいうし、やりたいことあったらやるし。ただ、あちらは我が強すぎてこれまた調和が崩れるケースが多そうですが。

自分がどうしたいかってとこをまず優先して、自分がちゃんと調和した状態になれば、勝手にまわりと調和できるはずなんですがね。ただし、やりたい放題やればいいってわけじゃないですけど、日本人は極端に他人の目を氣にしすぎですわね。わたくし他人にどう思われるかなんて98%はどうでもいいのでほんとラクですわよ。

で、まあ、じゃあどうしたら他人の目が氣にならなくなるかっていうと、ほんとはやりたいこと、ほんとは伝えたいことがあるならば、こんなこと言ったら、やったら嫌われるんじゃないかっていう恐れや不安をまずかいほーすること、過去に(やっちまったー!)って思ってしまった事案に付随するあらゆる感情(後悔、罪悪感などが多いでしょうかね?)をかいほーすること。かいほーしてから、言ってみる。やってみる。そしたら意外と大丈夫じゃん。ってなって、その体験が増えるごとに自分優先できるようになっていくはずだよ。

本当の自分を表現することで離れていく人もいるだろうけど、そんな人をつなぎとめてなんか意味ある?本音で話して、ほんとにやりたいことをやり始めると、そんな自分を応援してくれる人がいることに氣づけるようになるし、そんな人が数人いればそれでよくね?うわべだけの嘘の自分で氣を使って100人の人との関係を保つなら、わたしだったら100%ほんとの自分でいれるひとがひとりいればそれでいーわ。

だわ。

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