文・インタビュー by Yamamoto
「日本人女性が、ワイメアにエントリーしてるわよ」
一体何?とすぐに調べたら、選手一覧にはたしかにMomo SakumaとKiyomi Iwamotoという日本人らしき名前があった。佐久間桃さんと岩本清美さんというハワイ在住の日本人女性だった。今年はじめて開催されることとなった、女性だけのワイメアビッグウェーブコンテスト”Red Bull Queen of the bay Women’s Waimea Bay Championship”。ワイメアが15フィートになったら開催されるのだが、結局ウェイティング期間中(10月1日〜11月21日)に波が立たず今年は開催見送りとなった。女性だけのワイメアの大会という歴史的なイベントにもかかわらず、残念ながらあまりメディアには取り上げられることがなかった。
来年も開催予定のこのイベント、日本人女性がワイメアでの波に乗る。それだけですぐに興味が湧いたわたしは早速インタビューの手配をした。彼女達との熱いトークを、文で編集するのはもったいないからそのまま映像で!という私の想いに、編集長は即答でOK!というわけで、ビックウェイブという未知の世界にどっぷりはまっているお二人のインタビューをご覧ください。
佐久間 桃さん
下町育ちの桃さんは、仕事と子育て、更にコンテストのトレーニングで、大好きなガーディニングも「植物はすっかり枯れてしまっているんです。」という多忙なママさんサーファー。英語も堪能で、大好きなサーフィンを語っている時に興奮すると英語になっちゃう彼女!バリから始まった桃さんのビックウェイブサーフィン、現在はここハワイで無限のチャレンジをたのしんでいる。
桃さんインタビュー
岩本 清美(Kiyomi Sheppard)さん
最初の印象はばりばりのアスリート。思った通りSUPのレースや、プローンスタイルのパドルボードでモロカイーオアフ島のレースも数回出場経験のある、こちらもママさんサーファー。2017年モロカイレースは、総合で4位という実力。尊敬するサーファーはBuddy Sheppardさん、旦那様です。柔らかい関西弁が心地よく、趣味の油絵もかなりの腕前。
ビデオには入っていないのですが、ビッグウェーブが立つポイントでサーフィンする彼女の想い。
「波は海からの贈り物、その波にのさせてもらっている事はかけがえのない宝物。サンセットに入る時は、ここで眠っている、家族、知人に祈り水に入る。ワイメアでのトレーニング、サーフィンする前もここで眠っている方に、手を合わせ今日の安全を祈る。自分にチャレンジする事はすばらしいと思います。今の自分がいることに感謝している」
清美さんインタビュー
このインタービューを、お二人が尊敬してる大先輩、青山 弘一さんに贈ります。