ハニーガール物語｜念願の水着新作出ます

さて！なんとですね、お久しぶりすぎて何年ぶりかもう覚えてませんが、今年の春夏はHoney Girlの新作出ます。今日生地サンプルが届きました。

絶賛カタログ制作中。

ブランド自体は1997年にスタート、日本でわたしが販売始めたのが2008年なのでもう14年になるんですね。まぢで、Honey Girlとの出会いがなかったら今のわたしは絶対にいないので、この水着はわたしのルーツなんですよ。今日はそのルーツについて書こうと思います。そのルーツのルーツだった人が去年死んじゃったというのもあって、なんか、いろいろ感謝が止まらないので書いときたい。

わたしがハワイ留学のために日本を飛び立ったのは1995年1月16日。ピンときた方もいるかと思いますが、阪神淡路大震災前日の夜の便でございました。わたしの強運っぷりはこの頃から発揮してたんですが、一日遅れてたら留学できてたのかどうかって話でして。前年までヨーロッパ留学してて、どうしてもハワイでサーフィンしたかったので、ヨーロッパ留学中に勝手に大学の入学許可取って、入学しちゃったから学費なんとかして！っていったらおばあちゃんが出してくれることになった。ほんとはサーフィンしたいだけだったのに。ごめんなさい（笑）。ちゃんと卒業しましたよ。

ハワイ時代の写真を知り合いが送ってくれた。わたしが悪そーすぎて、波動悪すぎてビビるわw 世の中全員敵だと思って生きていた（笑）。

延長戦しまくりで結局7年弱ハワイにいたんですが、そこで出会ったのが死んじゃった姉さんでした。カイザースというバリバリのローカルポイントに何も知らず通いはじめ、ローカルのおっさんに「ワイキキ帰れ！！」って何度も追い出されながら、まったくメゲずに通いつづけてたある日。愛想のあの字もなければ、いつも不機嫌なわたしに突然「日本人？」って声かけてきてくれたのがあの姉さんでした。

そこから黒いちびまる子みたいな姉さんとのサーフィンライフが始まった。5年くらい、東西南北、波を追いかけて島中どこへでも一緒に行きました。義理人情の塊みたいなちびまる子ちゃんで、義理を忘れると謎にキレられて1年くらい口聞いてもらえなかったりしもしましたわ（笑）。わたしたちのホームはカイザースだったんですが、そこにいたのがハニーガールのデザイナー、ルイーザでした。金髪でかわいくて、いつもプリンとしたお尻を出して、めちゃめちゃイケメンな彼氏と、も一人パツキンの姉ちゃんと、かわいいアジア人のチャンネーといるのですが、わたしはつねにこの人たちの邪魔して怒られてましたので、苦手チームでした。

そんなある日、ちびまる子ちゃんが、
「めっちゃいい水着あるから見にいこう」
って連れてってくれたのが、ルイーザが当時住んでたアラモアナヨットハーバーに浮かぶボート。ずっと揺れてるボートがお家だったのも衝撃だったし、ここで水着デザイナーとして生計立ててるのがさらに不思議でしたが、それ以来わたしはハニーガールを着るようになりますた。

そして2001年ごろ日本に帰国、会社勤めを試みるも挫折、とりあえずハニーガールでも売ってみるかと2008年にこの水着を日本で販売し始めたわけです。めちゃめちゃはしょった歴史ではありますが、今考えるとすべてはわたしがハワイに留学したいと思った時から始まっていたわけです。

この水着がなかったら自営業やってなかった可能性の方が大きいですし、この水着があったからビジネス拡大することができたし、この水着があったからこそ独立したことでお金についてめちゃめちゃ学ぶことができましたし、ビジネス始めて数年間感じつづけたお金に対する不安のおかげで感情について学び始めたわけですから、まぢでこの水着がなかったら今のわたしは絶対にいないし、ちびまる子がいなかったらきっとルイーザとつながることもなかったと思うのです。

卒業式の写真。実家でアルバム見てたらママとまる子が一緒に写ってる写真があった！

そして、当のちびまる子は去年の3月24日に死んでしまいました。あとひと月で命日ですわ。母もまる子のこと知ってたので、母が死んだ時はまる子にお迎え行くようお願いしましたよ。きっと行ってくれたと思う！何が不思議って、湘南でわたしがいつもサーフィンしてるポイントは、ちびまる子の日本の会社員時代の同僚だらけだということです。こうしてすべてが繋がっている不思議を日々感じずにはいられません。ほんと生きるって不思議の連続ですわね。

もう5-6年ハワイ行ってないんだよね。なぜか呼ばれない。これも不思議な感覚なんですが。以前ほど行きたい願望がないのです。今は圧倒的にインドネシア愛があふれてます（笑）。合法的な裏技使ってそろそろ行こうと思ってます。次行ったら帰りの予定は未定になりそ。帰りのチケット捨てる氣まんまんですw

さて、水着の方は日本に入荷するのは多分5月くらいかしら。ハニーガール着たことない人にぜひ体験していただきたいのが異次元の着心地。25年もサーフィンをテーマに水着デザインしているだけあって、他にはぜったいマネできないこだわりが詰まりすぎている。それは着ればわかるのです。天才的だから。リピーターが異様に多い理由がわかるはず！おたのしみにどうぞ〜。