日々の食事にとりいれるべき太らないオイル5種

油＝太る。そんな方程式が出来上がっているため、油を控えめに、なんていう人も多いですが、人間の体に油分は必要不可欠。どこかの化粧品のコマーシャルでやっていましたが、40代、50代になるとお肌の皮脂量は急激に減少し、皮脂不足がうるおいのないカサカサSKINの原因にもなっているそうで。ただ、油といっても体に良い油と悪い油がありまして、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸などといったキーワードは聞いたことがある方もおおいのではないでしょうか。本日ご紹介するのは、体に必要、というか、取り入れたほうが良い、はてはダイエットにもなるかもしれないというオイル5種類。日々の食事に取り入れやすいものばかりですのでぜひお試しを。

1：ナッツ
ナッツは体が必要とする油分やプロテインなど豊富な栄養をふくみます。とくに、コレステロールを下げるといわれるオメガ3脂肪酸の一種、αリノレン酸や、免疫強化、怪我の回復や血管の機能回復、循環器系にも良いとされるアミノ酸の一種、Lアルギニンが多くふくまれます。また、水溶性食物繊維がコレステロール、グルコースレベルを下げ、抗酸化作用のあるビタミンは免疫アップ、うつくしいお肌やDNA修復にも役立ちます。アーモンド、くるみ、ピーナッツ、マカダミアナッツなど、手軽に手にはいるナッツは、そのまま食べてももちろんおいしいですが、サラダやスムージーなどに入れても香ばしさがアップしておススメ。

2：アボカド
Beach Pressでも以前取り上げましたが、アボカドはスーパーフード。アボカドにふくまれるグルタチオンは、強力な抗酸化物質で、体内の重金属を排出したり、活性酸素と戦ってくれたりと、デトックス効果抜群なだけでなく、なにがうれしいいって、老化をスローダウンしてくれるというハナシも。また、心臓に良いといわれる葉酸、それからビタミンEも豊富です。アボカドの効能について詳しくは、こちらも合わせてごらんください。

3：ココナッツオイル
日本ではまだあまりなじみのないオイルですが、ココナッツオイルの可能性はかなりビッグ！抗菌効果があり、腎臓、肝臓、消化器官によく、免疫アップにも。メタボやダイエットにも良い油分で、生活習慣が原因となることが多いⅡ型糖尿病患者にも利用される油です。ココナッツオイルは、摂取を減らした方が良いといわれる飽和脂肪酸がふくまれるため、体によくないとされてきたのですが、ココナッツオイルの飽和脂肪酸は、動物性脂肪にふくまれる飽和脂肪酸とはちがう種類のものだということがわかってきました。動物性飽和脂肪酸とはちがい、ココナッツオイルの飽和脂肪酸はエネルギーとしてすぐに代謝されることが研究でわかってきたため、代謝をあげ、体に必要とされるHDLコレステロールを増加させてくれるて、ダイエットにも効果があるのではと言われています。
ココナッツの風味があるため、和食にはむいていないそうですが、バターを使うお料理ならばすべてココナッツオイルで代用できるそう。風味はブランドによって違うみたいです。

4：オリーブオイル
日本でもすっかり定番となったオリーブオイル。炒めもの、お菓子作り、ドレッシングとどんな料理にも使えるマストアイテムです。こちらは単不飽和脂肪酸、クロロフィル、カロテノイド、ビタミンEといった抗酸化物質が豊富なのが特徴。血圧を下げたり、癌予防に効果的なほか、ぜんそくやリウマチを軽減されるともいわれています。
ただ、オリーブオイルは加熱に弱く、加熱で豊富な栄養分が壊れてしまうため、できれば加熱せず使うのがおすすめ。とくに、エキストラバージンオイルは炒めものにはもったいないそうで、加熱する場合は100℃以下、もしくは、炒めている間は違う油（エキストラバージンではない普通のオリーブオイルなど）をつかって、風味を加えるときにエキストラバージンオイルを使う、などひと工夫が必要。

5：種
オメガ３脂肪酸やプロテイン、食物繊維などナッツ同様さまざまな有用成分をふくむのが種。また、マグネシウム、セレン、亜鉛といったミネラル分も豊富。　フラックスシード、チアシード、かぼちゃ、ひまわりなど様々な種がありますが、日本ではまだあまりなじみのないチアシードは今海外でスーパーフードとして非常に高い評価を得ています。チアシードには強力な抗酸化物質のほか、食物繊維、マグネシウム、リン、マンガン、銅、鉄分亜鉛などがふくまれ、とにかく栄養満点。水に溶かすととろみが出るので、ゼリーなどにする調理法が多いみたいです。