ブランドショップが立ち並ぶワイキキの喧騒からたったの一時間。ノースショアでは、観光では感じることができない、まったく別の時間と空間が存在し、その中で命がけで波と向き合うサーファーたちの姿があります。NHKが現地フォトグラファーらと映像チームを編成し、取材したもうひとつのハワイ「ノースショア」。NHKのドキュメンタリー地球イチバンにて1/22に放送されます。
PH:Timo Jarvinen
地球イチバン
世界一の波の街 もうひとつのハワイ「ノースショア」
【総合】1月22日(木)22:00-22:48
1942年。真珠湾攻撃の翌年。当時12歳だった、ホノルルのサーフィン少年ジョージ・ダウニングは、先輩たちに連れられて、初めてオアフ島北岸に足を伸ばす。
「ノースショア」
そこでは、オリンピック金メダリストのデューク・カハナモクやラッフィング・ジョンなど、数少ないウォーターマンが既に、サーフィンを始めていたそうだ。だが、こと6mを超えるような大波となると、誰も手を付けられなかった。前人未踏の大波がいくつもそびえていた。「乗りたい」ジョージは気持ちを抑えられなかった。
バルサ材、ファイバーグラス、フィン、さらには航空工学など、当時最先端のテクノロジーを駆使、世界初の大波専用サーフボードの開発に成功、華麗に大波を滑走してみせた。人間がひとつ限界を超えた瞬間だった。
ジョージの挑戦から70年。世界一の波の街となったノースショアを3人の視点;写真家Brian BielmannサーファーJohn J. FlorenceそしてライフガードTerry Ahueから見つめ、それぞれの波との対峙の仕方を描きます。
【ナビゲーター】役所広司
【旅人】田中幸(プロスノーボーダー)
http://www4.nhk.or.jp/ichiban/